生理用ナプキンの無料提供を目指すOiTrが愛媛で出展
愛媛県松山市で開催される「えひめ・まつやま産業まつり すごいもの博2024」に、商業施設や公共トイレに生理用ナプキンを常備し、無料で提供している「OiTr(オイテル)」が出展します。この取り組みは、ジェンダー平等の促進と生理に対する理解を深めることを目的としています。
OiTrの理念と活動
OiTrは、日本全国の商業施設や学校、公共機関などに生理用ナプキンを設置し、利用者が必要なときに無料で利用できるサービスを展開しています。東京都新宿区に本社を置くオイテル株式会社が運営しており、2024年11月時点で27都道府県、267の施設に合計3162台のディスペンサーを設置しています。愛媛県内では、松山市男女共同参画推進センターや愛媛銀行の研修所でも利用可能です。
なぜ生理用ナプキンの提供が重要なのか
生理は女性の健康において避けては通れない重要な課題です。しかし、経済的・心理的な負担や社会的偏見により、多くの女性は生理期間中に必要な物を手に入れることができずに困難な状況に置かれることがあります。OiTrのサービスは、これらの課題に立ち向かうために設計されています。生理に関する話題は依然として話し辛いものとされており、多くの人々が無関心でいがちですが、OiTrの出展を通じてその認識を変える手助けができると考えています。
えひめ・まつやま産業まつりの概要
「えひめ・まつやま産業まつり」は、地元の商工団体や農林水産団体が共同で開催する地域密着型のイベントです。この祭りでは、地元特産品の展示や伝統工芸品の製造実演が行われ、愛媛県の産業や文化の理解を深めることが期待されています。会期は2024年11月23日(土・祝)と24日(日)の2日間で、開催時間は10:00から15:30となります。会場は松山市の城山公園で、雨天決行ですが荒天時は中止となる場合があります。
OiTrのブースで得られる体験
OiTrのブースでは、生理用ナプキンやジェンダー平等についての情報を提供するだけでなく、OiTrのディスペンサーを実際に体験できるコーナーも設けられています。来場者は気軽に生理について知識を深め、意識を高める良い機会となるでしょう。生理や生理に関する理解は個人だけの問題ではなく、社会全体で取り組むべき重要な課題であるとOiTrは考えています。
終わりに
OiTrの出展は、生理に対する理解を広め、すべての人が安心して暮らせる社会づくりに繋がる大きな一歩です。皆さんもぜひ、愛媛・松山の産業まつりに参加し、OiTrの活動に触れてみてください。お問い合せは公式ウェブサイトから行えます。