タヒチ観光局が主催した「タヒチの島々 ジャパン・ロードショー2025」
2025年10月27日と28日に、東京と大阪で「タヒチの島々 ジャパン・ロードショー2025」が開催されました。このイベントは、フランス領ポリネシアのタヒチ観光局(Tahiti Tourisme)が主催し、日本の旅行業界との連携を深め、新たなビジネスチャンスを模索することを目的としています。特に、タヒチの美しさや文化を広めるため、タヒチからの関係者と日本の主要旅行業界の方々が一堂に会し、情報交換を行いました。
ヴァイヘレ・リサンCEOの挨拶
イベントは、同局のCEOであるヴァイヘレ・リサン氏によるスピーチでスタートしました。彼は、日本の旅行業界との長いパートナーシップに感謝の意を示し、「日本人旅行者はタヒチの文化や自然の美しさに深い興味を持っている」と伝えました。また、コロナ後のパートナーシップ再構築の重要性にも言及し、アジア地域が旅行者層を広げる上で重要な役割を果たすと述べました。
イベントの詳細
「タヒチの島々 ジャパン・ロードショー2025」では、タヒチ観光局と参加企業によるプレゼンテーション、商談会、ネットワーキングランチが行われました。エア タヒチ ヌイやインターコンチネンタル フレンチポリネシア、パールリゾーツなど、約10社のタヒチ関係企業が参加。参加者の中には、約70名の日本の旅行会社の関係者が集まりました。このイベントを通して、ラグジュアリーな旅行だけでなく、教育旅行や家族旅行としてのタヒチの魅力も広くアピールされました。
# 参加企業一覧
- - エア タヒチ ヌイ
- - インターコンチネンタル フレンチポリネシア
- - パール リゾーツ
- - ソフィテル キアオラ モーレア
- - サウス パシフィック マネジメント
- - ポナン エクスプロレーション グループ
- - セブンシーズ リレーションズ
- - サウスパシフィック ツアーズ
- - タヒチ ヌイ トラベル
- - タヒチ トラベル サービス
タヒチの観光統計
最近のデータによると、2025年1月から8月までにタヒチ島々を訪れた観光客は149,869人に達し、前年同期比で8.7%の増加を記録しました。日本市場においては、エア タヒチ ヌイが週2便の直行便を運航しており、更なる便の増加が期待されています。2026年3月29日からは新しい運航スケジュールがスタートし、毎週月曜と金曜に成田からパペーテへ向かう便が新設されます。また、2027年には通年運航の開始が予定されており、日本とタヒチ間の旅行の利便性が大いに向上するとみられています。
持続可能な観光の推進
タヒチ観光局は、訪問者数の増加と環境・文化の保全を両立させるため、持続可能な観光に取り組んでいます。その一環として、「ファリイラア・マニヒニ 2027」という戦略を打ち出し、地域の海生態系保護活動や「HINA寄付プログラム」を展開しています。訪問者には、ホエールウォッチングやシュノーケリングなどの際に自然を尊重する行動を呼びかけ、タヒチの美しい自然と生物多様性を次世代につなげる努力をしています。
タヒチの魅力
タヒチは、南太平洋に浮かぶ大小118の島々から成り立っています。東京からは直行便で約11時間でアクセス可能で、純白の砂浜やエメラルドグリーンのラグーン、変化に富んだ自然の姿が魅力です。リゾートから家庭向けのゲストハウスまで、多彩な宿泊施設が揃っており、バラエティ豊かなアクティビティも充実しています。
タヒチ独自の「マナ」という精神は、すべてのものをつなぐ生命力やエネルギーを意味し、旅行者が自然と共にあることの意味を感じることを促します。これは、タヒチの文化や景観、そして人々を深く理解しながら楽しむ旅行のスタイルを形成します。
タヒチ観光局について
タヒチ観光局は、タヒチの観光資源を世界に広める役割を担っており、マーケティング活動やプロモーションイベントを通じて観光誘致を行っています。公式サイト(http://www.TahitiTourisme.jp)を通じた情報発信も活発に行っており、訪問者にとっての魅力的な旅行先としてのタヒチを広くアピールしています。