アメツチ舞台「アテルイ」 - 古代日本の悲劇の英雄たち
日本の古代史に名を刻む悲劇的な英雄、アテルイと坂上田村麻呂を描いた幻想歴史アクション演劇「アテルイ」が、2024年10月9日から10月13日まで、東京のこくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロにて上演されます。この舞台は、人気演出家・山田英真の手により、蝦夷の族長アテルイの生き様と彼に立ち向かう朝廷の征夷大将軍・坂上田村麻呂の物語が描かれます。彼らの友情とライバル関係を背景に、国家の正義と個人の誇りが交錯するドラマが展開されます。
公演内容とキャスト
公演の核心は、古代の日本における蝦夷地と日本朝廷の争い。アテルイ役には、最近では『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』でのソノイ役が話題の富永勇也が選ばれています。坂上田村麻呂には谷佳樹、さらにアテルイの副将モレに谷水力、坂上田村麻呂の腹心で剣の達人・幸武には猪野広樹が配されるなど、豪華なキャストが顔を揃えています。
さらに、アメツチ舞台特有の華やかな衣装と迫力のある殺陣が、観る者を引き込むことでしょう。キービジュアルには、これらのキャストが勢ぞろいし、舞台の魅力がしっかりと表現されています。チケットは現在一般販売中で、公式サイトにて購入可能です。
ストーリーの背景
物語は、延暦8年の冬、朝廷が未だ抵抗を続ける「蝦夷」に対し、52800人の軍勢で討伐に向かうところから始まります。しかし、攻撃を受ける蝦夷軍はわずか1500人。圧倒的不利な状況の中で皆を率いるリーダーはアテルイです。結果として、この戦は朝廷軍の惨敗で終わります。
時間は流れ、延暦16年。功績を上げられない朝廷軍の中で新たに征夷大将軍に任命される坂上田村麻呂。彼は戦いの歴史を背負い、その信念を貫こうとします。
キャストの意気込み
富永勇也(アテルイ役)は、「この『アテルイ』で観客の皆様に満足していただけるよう、全力で挑む」と力強く語っています。そして、坂上田村麻呂役の谷佳樹も「歴史の重みがあるこの作品に参加できることが光栄」とし、観客への期待を語っています。
公演の詳細
- - 公演名: アメツチ舞台「アテルイ」
- - 日時: 2024年10月9日(水)〜10月13日(日)全9公演
- - 会場: スペース・ゼロ(こくみん共済 coop ホール)
- - チケット*: 全席指定・税込10,000円、各プレイガイドより一般販売中
- - 公式サイト: アメツチ舞台「アテルイ」公式サイト
何世代にもわたる古代の英雄たちの物語が、現代の舞台で再び蘇ります。歷史の中に生きた彼らの生き様と葛藤を、ぜひ劇場で体感してください。