障害者講師によるキャリア教育がもたらす新たな生き方の選択肢
近年、学校から就職に至るまでの過程において、問題を抱える若者たちが増加し、それが社会問題として注目されています。これに対処するためには、若者一人一人が「生きる力」を体得し、自己の目的を明確にしながら、選択や決定を行う能力を向上させる必要があります。特に、厳しい社会の変化に対応し、自立した社会人として生きていくためのキャリア教育の推進が求められています。
NPO法人アルフィンはこのニーズに応えるべく、障害者講師によるカリキュラムを各学校と連携し提供しています。障害を持つ方々は、日々の生活で多くの困難に直面し、それらを乗り越える中で得た経験や気づきを持っています。このような当事者体験を活かし、講師たちは「自分との向き合い方」や「将来についての考え方」を大切にしています。
障害者講師のプロフィール
NPO法人アルフィンでは、経験豊富な専門家が講師として活動しています。例えば、主に二人の専任講師が注目されています。
山田隆司講師(作業療法士)
4歳の頃から手足に麻痺が見られ、手術やリハビリを通じて障害に向き合ってきた山田講師は、「病気や障害の経験をリハビリに活かす」ことを目指し作業療法士となりました。彼は、当事者としての視点と専門家の知識を融合させ、講演や執筆を通じて多くの人々にメッセージを伝えています。「やりたいことを実現するための仕組み作り」を進める姿勢は、多くの人に勇気と希望を与えています。
山本裕紀講師(理学療法士)
病院勤務2年目に進行性難病の診断を受けた山本講師は、自身の病気に真剣に向き合う中で、支援事業の立ち上げを決意しました。彼の経験と理学療法士としての専門知識を活かした社会貢献活動は、就労や生活の支援を求める多くの人々に力を与えています。彼の言葉「経験が人を変える」は多くの人に希望を提供し、どんな状況でもポジティブな行動を促しています。
NPO法人アルフィンの取り組み
アルフィンは「遊びから学びへ」というモットーのもと、さまざまな活動に取り組んでいます。特に、スポーツや自然体験を通じて、子どもの心と身体の成長を促すイベントを実施しています。また、キャリア教育や道徳教育を通じて、障害を持つ方々の社会参加も応援しています。
企業・学校との連携
NPO法人アルフィンは、学校や企業と連携し、各々のニーズに応じたキャリア教育を提供します。障害者講師とともにカリキュラムを作成し、授業を行います。キャリア教育に限らず、障害のある方々が社会に参加できるよう、更なる支援を行っています。
興味のある学校や企業は、NPO法人アルフィンの公式メールアドレスまでご連絡をお願いいたします。
お問い合わせ先
アルフィンの活動が、若者の自立と未来への希望を育む一助となることを願っています。障害者講師による教育が、より多くの人に新しい生き方の選択肢を提供できることを期待しています。