東京初開催の「東京クリスマスアドベントin上野公園」
東京・上野公園で開催される「東京クリスマスアドベントin上野公園」に、九州派アーティスト・鳥越一輝氏が大作のアートを提供しています。このイベントは、福岡で大成功を収めたクリスマスマーケットの初の東京開催です。毎年、クリスマスシーズンには人々が集うこのイベントが、いかにアートと融合しているかを探ってみましょう。
クリスマスを彩るアート作品
今回のプロジェクトで鳥越氏は、13棟のヒュッテの壁面に、全長約90メートルにも及ぶ巨大な壁画を手がけています。各ヒュッテに描かれたアートはそれぞれ独立して楽しめる一方で、全体を通しては一つの大きな物語を感じさせる作品として構成されています。これにより、訪れる人々が立ち寄るたびに新しい発見や気づきを得られることでしょう。昼間は自然の光に、夜にはイルミネーションに照らされ、異なる表情を見せるアートは、訪れる人々を引き込む魅力を持っています。
九州派の精神を受け継ぐアート
鳥越一輝氏は、「beyond stroke」と呼ばれる独自の技法を駆使し、見る者の感情に深く訴えかける作品を生み出しています。彼のアートスタイルは、激しい筆致によって生まれるエモーショナルな抽象表現が特徴です。この作品は前衛美術「九州派」の精神を受け継ぎ、福岡から東京へとそのアートの輪を広げています。
「東京クリスマスアドベント」は、光や音楽、アートが融合した五感で楽しむクリスマス体験を提供。国境を越えて人々を魅了し、訪れる者に特別な思い出を作ることに寄与しています。アートとクリスマスの結びつきは多くの訪問者に新たな視点を与え、人々が集まる特別な空間を創り出しています。
鳥越一輝氏のメッセージ
「みんなのクリスマス、12月25日はみんなにやってくる」— 鳥越氏はこの言葉で始まり、アートを通じて温かい気持ちを届けようとしています。深海や森の生き物たち、そして童話の世界のクリスマスを表現することで、観客にとって心温まる体験を提供しようとしています。「サンタと一緒に上野へ集合!」という楽しいメッセージは、まさにこのイベントのテーマを体現しています。
展示概要
このイベントでは、アート、音楽、そして独特のクリスマスの雰囲気を同時に楽しむことができる貴重な機会です。ぜひ、今年の冬、あなたも「東京クリスマスアドベント」へ足を運んでみてはいかがでしょうか。豊かなアート体験が、きっと心を温めてくれることでしょう。
アーティスト・鳥越一輝氏の経歴
鳥越一輝氏は1986年福岡県で生まれたアーティストです。2007年に日本デザイナー学院九州校を卒業し、以降福岡を拠点に活動を続けています。彼の作品は、エロスとタナトスの狭間に揺れながら生み出される激しい表現が特徴で、近年では動物たちの描写にも新たなアプローチを見せています。また、東京やアジアでの幅広い展覧会活動を通じて、国際的な存在感を増しています。
まとめ
「東京クリスマスアドベント」は、アートとクリスマスの融合によって、来場者に新たな体験を提供しています。今年の冬、上野公園での特別なひとときを通じて、心温まる思い出を作りましょう。