日本橋兜町で生まれる新たな融合文化
2024年12月21日(土)、日本橋兜町の歴史的遺産「渋沢栄一邸宅跡地」に新しい体験空間が誕生します。新たにオープンするのは、食と香りをテーマにしたスペース「nib」と「LAURASIA」です。このプロジェクトは、株式会社イートクリエーターとAtmosphere inc.が協力して進めるもので、これまでにない融合文化を創出することを目指しています。
食と香りの交差点「nib」に込めた思い
「nib」は、カカオの新たな世界を探究するラボであり、世界に数少ないチョコレートとデザートの体験を提供します。ここの強みは、シェフの眞砂翔平さんが、チョコレートの魅力にとどまらず、カカオそのものの多様性を発見し、表現することにあります。8席限定のシェフズテーブルでは、カカオを人気の素材から少しでも遠く感じさせることなく、その魅力をより深く体験できるようなデセールコースが提供されます。
また、実際にカカオを栽培しているコスタリカへの旅を経た眞砂さんは、カカオの原料に対する理解を深く持つようになり、食文化に新たな視座を持ち込みました。彼がカカオを実際に目にし、その可能性を自分の手で感じた経験を通じて、訪れる人々にも新たな発見を与える場となることでしょう。
「nib」では、アラカルトメニューも開始予定で、カカオの小菓子「カカオの調理発見 ひとつまみ」がテイクアウト商品としてもお楽しみいただけるようになります。これまでのチョコレートの常識を覆し、カカオの持つ真の価値を引き出す取り組みが進行しています。
香りの新たな旗手「LAURASIA」
もう一つの魅力は、「LAURASIA」と名付けられたオリジナルのフレグランスブランドです。このブランドは、空間調香の専門企業であるAtmosphere inc.が手掛け、オーダーメイドの香りやプロダクトの開発が行われます。特に注目すべきは、日本の伝統文脈を尊重しつつ、現代的なアプローチで作られる香りによって、訪れる人々と自然、文化の深い繋がりを再発見することを目指しています。
フレグランスロビーでは、訪問者が自らの好みに合わせた香りを選ぶことができるカウンセリングルームが用意され、様々な香りの体験を通じて自身の感覚を磨くことができます。この体験は、ただ香りを楽しむだけでなく、深い文化的な理解と体感を提供することを目的としています。
新たな価値観の創出に期待
日本橋兜町という歴史的な地域で、新たに生まれる「nib」と「LAURASIA」は、食と香りの相乗効果を通じて、これまでの固定観念を覆す新しい価値観を提案します。また、これにより地域の文化やコミュニティの活性化にも貢献できることを目指しています。
今回の取り組みは、たんなる食や香りの体験を超え、社会の課題に取り組むための試みでもあります。イートクリエーターは、自らのラボの特性を生かして、実験的かつ持続可能な解決策を模索し続けるとしています。新たなアプローチで次世代の食文化を切り拓くこの計画に、期待が寄せられています。
施設情報
nib(ニブ)
住所:東京都中央区日本橋兜町1-10 日証館1F
営業時間:10:00-18:00
定休日:水曜日
予約方法:
nib公式サイト
Instagram:
@nib_tokyo
フレグランスロビー
住所:東京都中央区日本橋兜町1-10 日証館1F
営業時間:10:00-18:00
定休日:水曜日
Web:
Atmosphere inc.公式サイト