発達障害の子ども向けオンライン1Dayイラストレッスン
一般社団法人発達凸凹アソシエーションが提供する「オンライン1Dayイラストレッスン」の開催が決まりました。このレッスンは、発達障害やグレーゾーンにおける子育ての中で感じる様々な悩みを持つ、ご両親やお子様を対象としています。実施されるのは、親とは異なる視点で子どもを褒め、受容することで、自己肯定感を育むことを目的としています。
背景:発達凸凹アカデミーの活動の広がり
発達凸凹アカデミーは、自閉症の次男を育てる伊藤真穂氏によって設立されました。彼女は、発達障害やグレーゾーンの子育てに関する専門知識を持つ講師を招き、ママたちが共に学び合える場を作ろうと活動を開始しました。最初のセミナーは2016年に横浜で行われ、その後100名以上の子育ての専門家を育成する資格取得スクールへと成長しています。
子育てをするママたちは、「習い事をさせたいけれどなかなかできない」という声を多く寄せています。このような悩みに柔軟に対応していくため、特に子どもたちの居場所を作る重要性が認識されるようになりました。新しいプログラム「子どもデザインアカデミー」が7月からスタート予定で、今回はそのための「体験会」としてイラストレッスンが実施されます。
オンライン1Dayイラストレッスンの特徴
このレッスンでは、普段からイラストや漫画を描いているプロの講師が参加者を指導します。子どもたちが「頑張ったところ」をきちんと認め、褒めてもらえることを通じて、自信を育むことができる工夫がなされています。参加者は、各自のペースで自宅のスペースを利用しながら自由に描くことが許可されており、正解はなく、表現と努力が評価される楽しい環境が整えられています。
特に、発達障害やグレーゾーンの子どもたちは、自己肯定感が低くなりがちです。そのため、「好きなこと」を通じて自信を持たせ、自分の才能を伸ばす経験を提供することを目指しています。
講師紹介
講師には、漫画家・イラストレーターの飯田将基氏とデジタルアートを手がけるあきゃねる氏を迎えています。飯田氏はゲームのキャラクターデザインや連載漫画の制作など幅広く活躍しており、あきゃねる氏はNFTアートを中心に活動し、創造的な発想で子どもたちを魅了します。
イベント詳細
- - 日時:5月28日(土)10:00〜11:00(予定)
- - 定員:4名×2クラス(計8名)
- - 参加費:無料
- - 参加方法:Zoomによるオンライン
- - 対象年齢:小学生1年生から中学3年生まで
参加希望者は、必要な準備を整えた上で、オンライン申込フォームから申し込みが可能です。所定の時間内に利用できる道具を持ち込み、自分らしい作品を描くことで、楽しいひとときを過ごすことができるでしょう。
詳細は公式サイトをご覧いただき、子どもたちが表現する楽しさを体験する良い機会としてぜひご利用ください。