第97回アカデミー賞で光るブシュロンのジュエリーたち

2023年4月24日、ロサンゼルスのドルビーシアターで開催された第97回アカデミー賞授賞式で、数々のセレブリティが煌びやかなブシュロンのジュエリーを身にまとって登場しました。これらの作品は、現行コレクションに加え、メゾンの誇るアーカイブからのプライベートコレクションも含まれており、各々が独自のスタイルとエレガンスを引き立てています。

セレブリティたちのファッションとジュエリーの融合

ブシュロンのジュエリーは、常に「身に着ける人に寄り添う」ことを目指し、セレブリティたちはそのスタイリングを楽しんでいます。最初に登場したのは、コールマン・ドミンゴ。彼は独特なバスケット織り模様のリボンクリップや、ゴールドのロープチェーンで作られたブレスレットを身に着け、「セルパンボエム」のスタッズイヤリング、加えて中央にグリーントルマリンが輝く「ファジーレオパードキャット」のリングでスタイルを完成させました。

さらに、ミシェル・ヨーは、精巧にデザインされた「プリュムドゥパオン」のアシンメトリーイヤリングとリングで見事な装飾を施し、合計19カラットを超えるダイヤモンドが散りばめられた「キャトルラディアント」のネックレスで華やかさを演出しました。

ミシェル・ヨー

異なるスタイルで魅了するセレブリティたち

フェリシティ・ジョーンズは、1927年に作られたアールデコブレスレットをスタイリングの中心に据え、プラチナとダイヤモンドが見事に調和した「ヴァンドームリズレ」のイヤリングとリングをセレクト。これにより彼女のコーディネートに洗練された印象を与えています。

一方、マイリー・サイラスは、2023年に発表されたハイジュエリーコレクションから「フロスティホワイト」のイヤリングを選び、手元には「ヴァンドーム」ブレスレットと「キャトルラディアント」のリングを着用していました。

マイリー・サイラス

さらに、コラリー・ファルジャは、朝露を表現した「ロゼ」ネックレスを纏い、デザインの大胆さを際立たせました。これに対し、キット・コナーの襟元では、1960年のプライベートコレクションからのブローチと「キャトルブラック」のダイヤモンドリングが光を放っていました。

ブシュロンの伝統と革新

ブシュロンは1858年に創業し、以来自由な精神とスタイルが受け継がれてきました。パリ・ヴァンドーム広場に初めて店舗を構えたハイジュエラーとして、ジュエリーとウォッチの両分野で誇り高い地位を確立してきたこのメゾン。160年以上の歴史を有し、現在では世界中に90以上のブティックを持ち、高級感を求める多くの人々に愛されています。

これらのセレブリティたちが身に着けるブシュロンのジュエリーは、単なる装飾品を超えて、その持ち主の個性や魅力を引き出す重要な要素となっています。今後もブシュロンのジュエリーがどのように新しいスタイルを生み出し続けるのか、目が離せません。