NEDOの未来技術展
2023-09-28 09:00:02

NEDOがCEATEC 2023で示す未来技術のサンプルと体験型展示

NEDOがCEATEC 2023に出展



国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、2023年のCEATECにおいて「サイバーとフィジカルが調和する社会へ」というテーマで、未来の技術を紹介しました。このイベントは、現実の世界(フィジカル)と仮想空間(サイバー)を融合させ、経済発展と社会課題の解決を目指す「Society5.0」の実現に向けた取り組みの一環です。NEDOは技術開発において、より高度な情報利用を可能にする次世代IoT技術に焦点を当て、様々なプロジェクトに取り組んでいます。

体験型展示の魅力


展示ブースは「次世代DX」、「ポスト5G」、「スマートIoT」の3つのゾーンに分かれ、合計13のプロジェクトが紹介されました。特に目を引いたのは、来場者がインタラクティブな体験を通じて最新技術に触れることができる展示です。今回は、その中でも特に体験型に特化した4つのプロジェクトをご紹介します。

1. 製造業DXを加速するXVL XRソリューション


このプロジェクトでは、軽量化された3Dデータフォーマット「XVL」が使用され、設計部門を超えて製造や保守の現場でもVR/AR技術を活用できるようになります。来場者は仮想空間の手の動きを使い、実際に作業を行っている感覚を体験できます。また、タブレット端末を通じて自動車部品のデータを確認したり、組み立て作業のプロセスをアニメーションで見ることが可能です。

2. 3次元空間情報基盤によるデジタルツイン


NEDOは、空間データの連携に必要な「3次元空間情報基盤」の整備に注力しています。この技術により、立方体で空間を区切り、各部分に様々な情報を紐づけることが可能になります。展示では、ブース会場をインフラとして見立て、そのIDを利用したデータ可視化や管理の体験が用意されていました。

3. 医療向け触覚・画像伝送システム


このプロジェクトは、遠隔地での医療診断を革新するものです。医師が感じる「触覚」を画像データと共に送信できる技術を実現し、安心・安全な医療を提供します。展示では、触覚データをリアルタイムで送信する様子が体験でき、将来的な医療業界への期待が高まりました。

4. 脳波計測と解析の新アプローチ


開発されたパッチ式の脳波計は、従来の複雑な装置に代わり、簡単に装着できるものです。これにより、専門知識がなくても脳波のデータを扱うことが可能になります。展示では、この新しい脳波計の機能を直接体験できる機会が提供されました。

まとめ


NEDOがCEATEC 2023で示した数々のプロジェクトは、未来の技術とその活用方法について新しい視点を提供しました。体験型展示は、来場者が直接その革新性に触れることで、技術への理解を深める貴重な場となりました。これらの取り組みは、持続可能な社会を築くための重要なステップとして期待されています。

NEDOは今後も、革新技術を通じて我々の社会に貢献することを目指します。

会社情報

会社名
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 IoT推進部
住所
神奈川県川崎市幸区大宮町1310 ミューザ川崎セントラルタワー19F(IoT推進部)
電話番号
044-520-5211

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