シモンズと慶応義塾大学、次世代型電動ベッドを共に研究
シモンズ株式会社(東京都港区)が、慶応義塾大学理工学部システムデザイン工学科の満倉靖恵教授と共同し、次世代型の電動ベッドを用いた睡眠研究を行うことが発表されました。この共同研究は、シモンズの最新モデル「iDモーション4モーター」に搭載された独自の角度調整機能を活用し、ベッドの角度が睡眠に与える影響について検証することを目的としています。
研究背景と目的
これまでの研究では、ベッドの硬さが主に睡眠の質に影響を与える要因として議論されてきました。しかし、最近の研究により、ベッドの角度、すなわち体の斜め具合がもたらす影響についても注目が集まっています。シモンズと慶応義塾大学の共同研究では、この新たな視点から、ベッドの角度変更がもたらす様々な利点を探ることになります。
研究内容と方法
この研究は2025年4月17日から5月17日までの間に行われ、慶応義塾大学の日吉キャンパス内の日吉会館で行われます。被験者は6名で、それぞれ7日間にわたり睡眠データを集め、6台の電動ベッドとフラットベッドとの比較が行われます。また、アンケート調査も実施され、参加者の感想を収集します。
期待される成果と見解
研究の結果、最適なベッド角度は各個人の好みによって異なることが示されました。ただし、参加者からは「今までにない心地よさ」を感じたという高評価のコメントが集まりました。この調査において、満倉教授は、ベッドの角度を調整することの重要性を強調しました。仰向けで眠っていると、横隔膜の動きが制限されるため、睡眠の質が悪化することがありますが、少し角度をつけるだけで体への負担を軽減させることができるのです。
健康への影響
角度調整のメリットは多岐にわたります。例えば、体を少し傾けることで、肺の機能が改善され、酸素の取り込みが効率的になります。これは特に睡眠時無呼吸症候群の予防につながります。また、心臓の負担を軽減することも期待され、高齢者や心不全の方にとっては重要な利点です。さらに、消化器系にも好影響を及ぼす可能性があり、酸逆流の抑制や夜中の咳の軽減にもつながります。
最後に、新型電動ベッド「iDモーション4モーター」は、背上げ、脚上げ、昇降、傾斜機能の4つを兼ね備えており、利用者が自由にカスタマイズできる仕様です。2025年10月の発売が予定されており、より良い睡眠環境を提供するための大きな一歩と期待されています。このように、シモンズの研究は医療的にも科学的にも価値がある取り組みであるといえます。