男性と女性の購買行動、TikTokの使い方に大きな違い
株式会社エクスクリエが実施した最新の「SNSにおける購買行動~TikTok編~」調査によると、男女の間でTikTokを利用した情報収集のスタイルに明確な違いが見られました。この調査は、全国の15歳から69歳までの男女1,200人を対象に行われ、2025年8月21日に結果が発表されました。
男性は「検索主体」、女性は「おすすめ通じての受動的収集」
調査によると、男性は購買プロセスの早い段階から積極的に検索を行い、特定のブランドや商品の情報を探していることが分かりました。特に、気になる商品の投稿を行うアカウントから過去の投稿を遡って確認するなど、能動的な情報収集が見受けられます。一方、女性は「おすすめ」タブを中心に利用し、新商品発見に重きを置いているようです。アルゴリズムによる情報取得を通じて、幅広い情報を集める姿勢が浮き彫りになっています。
参考にする情報源の違い
調査結果では、男女ともに一般ユーザーからの情報が最も重要な参考源となっていることが確認されました。しかし、女性はフォロー外のインフルエンサーからの情報収集が男性よりも顕著であることが分かりました。男性はフォロー中のインフルエンサーや企業の公式アカウントを重視し、購入判断には友人や知人の意見を参考にする傾向があります。これにより、購買行動がどのように形成されるのかが理解できるようになりました。
「いいね」と「セーブ」の使い分け
「いいね」機能は、投稿に対する楽しさや応援の気持ちを示すために活用されており、特に女性は感情的なエンゲージメントを重視しています。10代の男女は「いいね」を通じて支持の気持ちを表現する傾向があり、一方で「セーブ」機能は後で見返したい情報の記録に利用されています。この使い分けは、各世代におけるSNSの利用スタイルを象徴しています。
世代による興味の違い
興味が持たれる投稿の種類について、10代の男女は「いいね」の数が多い投稿に注目する傾向があり、これに対して中年層の男女は詳細なハウツーや商品レビューに関心を示していることが明らかになりました。これにより、各世代がどのような情報を求め、どのようにSNSを活用しているのかが浮き彫りになりました。
最後に
今回の調査では、1日のTikTok利用時間や商品購入までに参考にする媒体についても収集され、多様な理解が深まりました。男女の購買行動の違いを把握することで、マーケティング戦略や広告手法の見直しにもつながるでしょう。全調査結果はダウンロード可能となっており、興味のある方はぜひご覧ください。
全調査結果のダウンロードはこちら
【会社概要】
- - 会社名:株式会社エクスクリエ
- - 所在地:東京都新宿区
- - 代表者:小笠原 亨
- - 設立:1972年
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