挑戦と成果の軌跡
2025-04-17 18:25:08

若き研究者たちが挑む多様なテーマとその成果

若き研究者たちが挑む多様なテーマとその成果



大阪経済大学経済学部の岡島成治ゼミは、代々独自の挑戦的な研究テーマに取り組み、社会の複雑な課題に向き合っています。ゼミに集う学生たちは、データ収集や徹底した議論を通じて、自らの研究を推進し、さまざまなコンテストでの受賞も果たしています。今回は、2024年度の彼らの成果を紹介し、その挑戦の軌跡を追います。

地方衰退と市町村合併政策の再考



角崎瞬さんを含む彼らのチームが挑んだテーマは、震災を機に再評価が必要とされる市町村合併の実態です。能登半島地震によって過疎地域のインフラの脆弱性が浮き彫りになったことを受け、過去のデータを基に市町村合併の意義を再検証しました。この研究は、「ISFJ日本政策学生会議2024年度政策フォーラム」で分科会賞を受賞するなど、実績を残しています。角崎さんは、「研究を通じて社会への貢献を感じられる瞬間が大好きです」と語ります。

医療の闇を暴く - 薬価差益の実態



次に紹介するのは、土井遥斗さんらが取り組んだ医療と経済の接点に関する研究です。彼らは医薬品選択における薬価差益の影響を探るため、病院や製薬会社へのヒアリングを行いました。土井さんは、「実際の現場と制度のズレを数値化することで、問題の深さを実感しました」とコメント。これにより、彼らはISFJ優秀政策提言賞とWEST優秀論文賞を受賞しました。

企業の不正行動を探る - 中山さんの挑戦



中山慶人さんが挑んだのは、不正行動と経済理論の掛け合わせによる研究です。彼は企業の不正が合理的選択として選ばれる背景に迫り、自動車業界のデータを分析しました。「不正を抑制するためには、発覚率を上げる制度がカギになる」と提言した中山さんの考えは、今後の企業倫理において重要な視点を提供します。

新たなリーダーたちの挑戦



岡島ゼミの2年生もまた、先輩たちの挑戦を受け継いでいます。鍛治和香さんと磯崎結希さんは、「令和の大合併〜あつまれ小規模の町〜」をテーマに研究し、データ利活用賞を獲得しました。彼女たちは、過去の研究を活かし、現実的な数値を基にした提案を評価されました。「問題意識を持ち続け、的確なデータを使うことが大切だと実感しました」と鍛治さんは振り返ります。

岡島准教授の指導理念



岡島成治准教授は、学生たちが自発的に学び続ける環境を作ることに情熱を注いでいます。「本気の学びを提供することで、学生たちのポテンシャルが開花します。この挑戦が彼らの成長につながることが何よりの喜びです」と語る岡島准教授の言葉からは、教育者としての強い信念が感じられます。

繋がりが生む成長の連鎖



岡島ゼミでは、先輩たちからの教えや横のつながりを生かした学びが根付いています。OB・OGが現役生の研究にアドバイスを行うことで、知識や経験が引き継がれ、全体で成長する文化が確立されているのです。多くのコンペティションでの受賞は、このチームの一体感を証明しています。今後も、彼らの挑戦は続き、さらなる進化を遂げていくことでしょう。

岡島ゼミの挑戦が、次世代の研究者たちにどのような影響を及ぼすのか、その目標はまだまだ果てしなく広がっています。未来を変えるための彼らの情熱は、今後も注目を集めることでしょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

会社情報

会社名
学校法人大阪経済大学
住所
大阪府大阪市東淀川区大隅2-2-8
電話番号
06-6328-2431

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。