RAINBOW CROSSING 2019
2019-10-21 13:00:48
日本初のダイバーシティキャリアフォーラムで道を切り開く、RAINBOW CROSSING TOKYO 2019
日本初のダイバーシティキャリアフォーラム『RAINBOW CROSSING TOKYO 2019』
2019年10月19日、渋谷のベルサールにおいて、日本で初めてのダイバーシティに焦点を当てたキャリアフォーラム『RAINBOW CROSSING TOKYO 2019』が開催されました。このイベントには、約1000人が参加し、36の企業がブースを出展しました。主催は認定特定非営利活動法人ReBitであり、様々な属性を持つ働き手が自分らしく活躍できる環境の重要性がテーマとなっています。
ダイバーシティの重要性
競争が激化するビジネス環境において、企業のダイバーシティ&インクルージョンへの取り組みが求められています。ReBitの調査によると、88.5%の人が「ダイバーシティが推進されていることが職業選択に重要」と回答しており、この数値は企業が積極的なアプローチを取ることが求められていることを示しています。しかし、実際にダイバーシティ推進を行っている企業はわずか32%と言う現実も明らかになっています。
多様な企業の参加
本イベントでは、ソニーやグーグル、資生堂などの大手企業が参加し、それぞれのダイバーシティへの取り組みを紹介しました。企業のブースには学生や就活生が訪れ、実際の経験を聞いたり、情報交換をする機会が数多く設けられました。参加者の中には「自分がこの企業で働けるか不安だったが、話を聞くことで希望を持てるようになった」という声もあり、企業との対話が自身のキャリアビジョンを明確にする手助けとなった様子が伺えました。
基調講演とパネルトーク
基調講演では、UN Womenの日本事務所長である石川雅恵氏が登壇し、SDGsの目標5、すなわちジェンダー平等の重要性について語りました。「企業はダイバーシティ推進において重要な役割を担っている」と彼女は力強く主張し、聴衆は真剣に耳を傾けました。
また、企業や行政、大学の関係者によるパネルトークも行われ、ダイバーシティ推進に向けた具体的な施策や実績が共有されました。このような官民産学の連携が今後の課題解決に向けて重要であることも強調され、大きな議論が生まれました。
参加者の感想
参加者のひとりは「自分がひとりではないと実感できたことで、気持ちが楽になった」と語りました。このように、フォーラムはただの情報提供の場ではなく、心の拠り所となる重要な場でもあったのです。
ReBitの今後の展望
ReBitの代表理事である藥師実芳氏は、ダイバーシティ推進の必要性を強調し、これからも定期的に交流の場を設けることを約束しました。彼女は、自身のトランスジェンダーの経験をもとに「誰もが自分らしく働ける社会を作るために、今後も活動を続ける」との意気込みを語っています。
結論
『RAINBOW CROSSING TOKYO 2019』は、単なるイベント以上の価値を持つものであり、多様性を理解し尊重する新たな社会を形成するための重要な一歩となりました。このような活動が続くことで、特性や属性に囚われることなく、誰もが自分らしい職業選択ができる社会へと進むことを期待しています。
会社情報
- 会社名
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認定NPO法人 ReBit
- 住所
- 東京都渋谷区代々木3-26-2新宿カメヤビル4階
- 電話番号
-
03-6278-9909