栃木銀行と民事信託士協会が協力、信託制度の普及を推進
栃木銀行と民事信託士協会が共に進む新たな道
一般社団法人民事信託士協会(以下、民事信託士協会)は、平成30年5月16日に株式会社栃木銀行(以下、栃木銀行)との間で、民事信託制度を利用するための業務提携を結びました。この提携により、信託制度の普及が加速すると期待されています。
民事信託とは?
民事信託とは、委託者と受託者の間で賠償責任のない信託契約を結ぶ制度のことを指します。委託者は自身の財産を管理する権限を他者に託しますが、それが営業目的ではなく親族などの非営利のために行われる点が特徴です。一般的には、民事信託士が関与し、信託契約の形成と実行をサポートします。
業務提携の内容
民事信託士協会は、栃木銀行に最新の民事信託に関する情報や研究成果を提供するほか、同銀行の顧客に対して民事信託に関する相談を受付け、その場合には民事信託士を派遣します。顧客から信託契約の締結が求められた際には、必要なサポートも行います。これにより、銀行側は顧客への信託に関するサービス向上を図ります。
民事信託士の役割
一般社団法人民事信託士協会は、「民事信託士」という新たな資格を創設し、その資格付与と管理を行っています。この資格を持つ個人は、民事信託の適正利用や専門的指導の役割を担っています。民事信託士になるためには、司法書士または弁護士である必要があり、これまでに全国で113名が資格を取得しています。彼らは民事信託の分野で活躍し、倫理研修や資格更新研修も受けています。
民事信託推進センターの活動
信託制度の正しい利用促進を目的として設立された一般社団法人民事信託推進センターは、専門家の研修やシンポジウムを開催しています。約400名の会員が、全国各地で民事信託の知識と技術の普及に努めています。これに伴い、信託制度に関する理解が深まることで、より多くの人々がこの制度を利用することが期待されています。
まとめ
栃木銀行と民事信託士協会の提携は、信託制度の普及に向けた大きな一歩です。信託の専門家である民事信託士が銀行と提携することで、顧客に対するサービスの質が向上し、民事信託の月初な利用促進が期待されます。この提携は、特に信託制度に不安を感じている方々にとって、安心して信託の利用ができる環境を整えることにつながるでしょう。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人民事信託士協会
- 住所
- 東京都中央区日本橋2丁目16番13号ランディック日本橋ビル3階
- 電話番号
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