アイレット株式会社は、東京都港区に本社を置く、システム開発やデザイン制作、インフラ構築まで行う企業です。特にクラウド技術に特化し、業界内での評価が高まっています。2025年度から施行されるGoogle Cloudの新しい表彰プログラム「Google Cloud Partner All Certification Holders 2025」において、同社の57名の社員が全ての認定資格を取得し、その技術力が公に認められたことが発表されました。
このプログラムでは、AI、機械学習、データエンジニアリング、セキュリティ、インフラなど、様々な専門分野において豊かなスキルを持つ技術者が評価されます。アイレットはその多様な技術領域での卓越した能力が高く評価され、初年度から57名も受賞者を輩出しました。これは、同社がGoogle Cloudのプレミアパートナーとして、技術者育成に力を入れてきた結果です。
アイレットは2003年に設立され、2001年からクラウドサービスの提供を開始しました。これにより、同社は日本国内で確固たる存在感を示すようになり、多くの企業に最新のデジタル技術を導入してきました。その展開には、様々な評価がついています。2019年にGoogle Cloud Partner Advantageプログラムにおいてプレミアパートナーとして認定されたことがその一例です。
また、2021年にはマネージドサービスプロバイダ(MSP)認定を受け、2023年にはGoogle Cloud MSPケイパビリティアセスメントのバージョン4.0において初めての認定企業となりました。今年度にはさらに、AI技術の国際的な評価も高く、2025年4月には「2025 Google Cloud Partner Award of the Year」において2部門で受賞しています。
取り組みとして、アイレットはエンジニアのスキルアップを支援するため、受験料の全額補助や資格取得報奨金制度を設けており、資格取得を推進しています。各事業部単位で技術研修を行ったり、専門知識を全社的に共有するための勉強会も定期的に開催されています。これらの活動が、Google Cloud Partner Top Engineerにも15名選出される結果につながっています。
さらに、2025年9月には全従業員を対象にGoogle Cloudの次世代プラットフォーム「Google Agentspace」を導入し、業務の効率化と価値創出を図っています。これにより、従業員は最新の生成AI技術にアクセスし、ビジネスの変革を目指すことが可能となります。
アイレットの今後の目標は、引き続き全認定資格保持者の輩出を行うことで、顧客のデジタルトランスフォーメーションを推進し、企業の成長を支援することです。デジタル技術が急速に進化する中で、柔軟に変化に適応できるエンジニアの育成は、同社の重要なミッションです。