国際自然環境アウトドア専門学校の新たな試み
新潟県妙高市に位置する国際自然環境アウトドア専門学校は、20年にわたる専門人材の育成を行ってきました。その一環として、昨年に引き続き2024年9月30日に、新卒内定者22名を対象にしたアウトドア研修を提供しました。
研修の概要
研修はNSGホールディングスの新卒内定者を対象に行われ、5.5時間にわたるチームビルディングプログラムが組まれました。人事担当者からは、信頼感の醸成、主体的な助け合い、高い達成感を得られるような研修内容が求められました。
普段の活動では体験できないような「不便さ」を意図的に取り入れ、それを通して参加者同士の結びつきを強化しました。さらに、研修の効果を測るため、ドナルド・カークパトリック氏の4レベル評価モデルを用いて評価が行われました。
研修の効果
最近の調査によると、研修内容の実践率は10〜20%程度であると言われていますが、本研修を受けた内定者の91%が「研修で学んだ内容を日常生活で活用した」と回答しました。これは昨年の75%からの大幅な向上を示しており、研修効果の高さが伺えます。
具体的には、参加者からは日常のいろいろな場面での活用報告があり、特に「いつ」「どんな場面」で「どのように学んだことを活かしたのか」といった感想が寄せられました。一方で活用できなかった参加者からは、「チームで行動する機会がなかった」との意見がありました。
研修の内容
研修内容は、まず全体オープニングから始まり、チームビルディングのためのワークショップが展開されました。参加者は少人数のグループに分かれ、毎回異なる状況でのチームワーキングを体験。その後、全員でBBQ懇親会を行うことで、さらに親睦を深めることができました。
プログラム構成
- - オープニング(アイスブレイクを含む)
- - 小グループでのディスカッションや協力作業
- - BBQ懇親会による交流の時間
研修の今後
国際自然環境アウトドア専門学校では、企業向けの研修プログラムも展開しており、自然の力を利用したユニークなアプローチで、人材育成に貢献しています。今後も、参加者が現場で即活用できるスキルを身につけることを目指してプログラム内容を充実させていく予定です。
お問い合わせ
興味のある方は、以下の連絡先までお気軽に問い合わせください。
参考文献
1. 中原淳、田中聡(2021)『チームワーキング ケースとデータで学ぶ「最強チーム」のつくり方』
国際自然環境アウトドア専門学校は、自然を活用した教育実践のノウハウを活かし、他の企業やグループにおいても多様な研修プログラムの提供を行っています。