OverDrive、ビューア採用で進化
2023-05-25 13:00:01
電子図書館「OverDrive Japan」、&DC3の電子書籍ビューア採用で利便性向上
電子図書館サービス「OverDrive Japan」が進化
世界中の公共図書館で利用されている電子図書館サービス「OverDrive」の日本版である「OverDrive Japan」が、株式会社&DC3が開発した電子書籍ビューア「CLIP STUDIO READER」を採用したと発表しました。この連携により、利用者はより快適で多様な読書体験を得られるようになります。
「OverDrive Japan」:多様なニーズに対応する電子図書館
「OverDrive Japan」は、スマートフォンやパソコンから電子書籍の閲覧、予約、貸出、返却までをオンラインで完結できるサービスです。日本語書籍はもちろん、豊富な洋書も提供しており、多言語インターフェースも備えているため、多様な言語背景を持つ利用者にも配慮されています。公共図書館だけでなく、教育機関などでの活用も期待されています。2023年4月末時点での配信タイトル数は、国内書7万8000タイトル、外国書430万タイトルにのぼります。
「CLIP STUDIO READER」:多様なフォーマットと高いアクセシビリティ
「CLIP STUDIO READER」は、EPUBやWebtoonなど、様々なファイル形式に対応した電子書籍ビューアです。テキストの読み上げ機能なども搭載し、アクセシビリティにも配慮された設計となっています。サービスの規模や予算に合わせてUIカスタマイズや機能追加にも対応できるため、柔軟な導入が可能です。多くの電子書籍サービスで採用実績があり、その信頼性も高いと言えます。
&DC3:デジタルコンテンツ流通基盤を支える企業
「CLIP STUDIO READER」を開発した&DC3は、セルシスの完全子会社として2022年に設立されました。デジタルコンテンツ流通の基盤となるソリューション「DC3」を提供しており、電子書籍配信ソリューションにおいても高い技術力を持っています。「CLIP STUDIO READER」の採用は、&DC3の技術力の高さを示すものと言えるでしょう。
今後の展望
「OverDrive Japan」と「CLIP STUDIO READER」の連携は、電子図書館サービスの更なる発展に貢献すると期待されます。より多くのユーザーが快適に電子書籍を利用できる環境が整うことで、読書文化の活性化にも繋がることが期待されます。今後、両社の更なる協業によるサービス向上が期待されます。 今回の提携は、電子書籍市場の拡大と、公共図書館のデジタル化推進に大きく貢献するでしょう。特に、多言語対応による多文化共生社会への貢献や、教育機関における活用による人材育成への支援という点において、大きな社会的意義を持つと言えるでしょう。
今後、両社はさらなる技術革新とサービス向上に努め、電子図書館サービスの進化を牽引していくものと予想されます。
会社情報
- 会社名
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株式会社&DC3
- 住所
- 東京都新宿区西新宿4-15-7パシフィックマークス2F
- 電話番号
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