Flittoの最新AI翻訳「Chat Translation」の登場
AIデータとソリューションに特化したFlitto Inc.(FlittoグループCEO:サイモン・リー)は、2025年12月10日にリアルタイムAI通訳・翻訳ソリューション「Chat Translation」を正式に発表しました。この新しいツールは、その革新的な特性により、人々が言語の障害を克服し、よりスムーズなコミュニケーションを実現することを目指しています。
言語の壁を破る新たな一歩
「Chat Translation」は、Flittoが長年蓄積してきた高品質な言語データと音声認識技術(STT)を組み合わせた、極めてパーソナライズされたAI翻訳ソリューションです。最大37言語に対応し、オンライン・オフラインを問わず、多国籍な参加者同士がリアルタイムで没入感のある会話を持つことが可能になります。この機能によって、会議やイベントなど多様なシーンでのコミュニケーションが一層円滑になることが期待されています。
新機能「クイックチャット」を搭載
今回の発表の中でも特に注目されるのは、新機能である「クイックチャット(Quick Chat)」です。この機能は利用シーンによって最適なコミュニケーションが可能となる2つのモードから構成されています。
1.
シングルモード
ホストのデバイス1台で最大3言語まで同時にサポートし、会話中に異なる言語が混在しても自動的に言語を認識して翻訳します。
2.
QR会話
参加者各自が自身のデバイスを使用し、ホスト端末に表示されるQRコードを読み込むことで、リアルタイムにコミュニケーションを始めることができます。この方法により、最大10名まで同時参加が可能であり、柔軟性と利便性を提供します。
超パーソナライズの風潮
Flittoの「Chat Translation」は、ユーザーのニーズに合わせたカスタムデータセットを適用する機能が特長です。ユーザーは独自の業務文書や論文、プロフィールをAIにアップロードし、それを元に翻訳結果を向上させることができます。この機能により、ユーザーの話し方や専門用語が結果に正確に反映され、使うほどに精度が高まる「超パーソナライズ」が実現されます。
グローバルコミュニケーションの未来
Flittoは「Chat Translation」が単なる翻訳ツールではなく、グローバルコミュニケーションの新しい基準を確立すると確信しています。このB2Cソリューションは、あらゆる人々が同一のプラットフォーム上でリアルタイムに意思疎通できるようにするため、高いアクセス性を提供します。日常会話から国際会議まで、グローバルビジネス環境全般の生産性向上に寄与することが期待されています。
CEOのビジョンと目指すべき未来
FlittoのグループCEO、サイモン・リーは「今回の正式リリースは、AI通訳・翻訳技術が個々の意図やスタイルを理解する『超パーソナライズド・コミュニケーション時代』への一歩です。Flittoの技術力を結集したこのソリューションにより、グローバルコミュニケーション環境の革新を目指しています」とコメントしています。
Flittoの背景
Flittoは、言語データ構築プラットフォームを運営する企業で、2012年にクラウドソーシング翻訳サービスを開始し、専門翻訳やAI翻訳へとサービスを拡大してきました。2019年には、韓国で初めて「ビジネスモデル特例上場」を果たし、KOSDAQ市場に上場しています。現在、173カ国で1,400万人以上のユーザーがFlittoの翻訳サービスを利用しており、25カ国の言語データがグローバルクライアントとの関係を強化しています。
このような特徴を持つ「Chat Translation」は、只今まさに進化を遂げつつある翻訳技術の最前線に位置していると言えるでしょう。