小売公式アプリでの広告運用はUXに影響するのか?全国調査結果
株式会社DearOneは、国民1,000人を対象に「小売公式アプリにおける広告体験」の調査を行いました。この調査の結果によると、小売アプリは購買行動に対して重要な役割を果たしています。現在、小売公式アプリの広告市場は急成長を見せており、2025年までに6,066億円に達すると予測されています。この結果を受けて、DearOneは消費者のリアルな声をもとに、アプリ内広告と消費者体験の両立について検討しました。
調査の背景
新たな広告施策を模索する小売業界では、アプリが重要な広告の接点として注目されています。アプリ内に広告を掲載することによるユーザー体験(UX)への影響が懸念されている中、DearOneは定量調査および定性インタビューを通じて実際の利用者の意見を集めました。
調査の方法
- - 定量調査:インターネットリサーチで全国の20〜69歳の男女を対象に、各年代性別別で100名ずつ、合計1,000名を調査。
- - 定性調査:男性20-30代、女性20-30代、女性40-60代の3つのグループでオンラインインタビューを実施。
主な調査結果
1.
アプリでの体験が購買に与える影響
調査結果によると、約88%の利用者が来店前にアプリを使用し、53.7%がクーポン情報を利用して店を訪れる決断をしています。このデータは、アプリ体験が直接的に購買行動に貢献していることを示しています。
2.
広告に対する好意的な受け止め
アプリ内での広告表示について、90%以上が許容以上の反応を示しました。特に「お得な内容なら歓迎」は約57%を占め、広告が「自分向けの提案」として受け取られやすい傾向があることがわかりました。
3.
広告不快感の要因
一方で広告に対する不快感も存在し、「閉じるボタンが小さい」といったUI設計の問題や、「自分とは無関係な内容」が多くの利用者の不快感として挙げられました。これにより、考慮すべきは広告の種類と関連性、それがどのようにユーザーに提示されるかという点だと結論付けられました。
結論と今後の示唆
DearOneの調査結果は、小売公式アプリに広告を掲載することが必ずしもUXを損なうわけではなく、むしろ消費者に価値を提供する方法次第で収益化が可能であることを示唆しています。利用者参加型の広告体験を提供することで、アプリは効果的な広告メディアとして機能する可能性があります。このレポートは、広告の運用方法に新しい視点をもたらすものとして、業界内での議論を促進することでしょう。
詳細レポートダウンロード
完全版のレポートは
こちらからダウンロードできます。調査データとともに、具体的な施策に関するアイデアや提案も含まれています。
本調査は、広告主と消費者との新しい関係が形成されることを期待しながら、さらなる研究を続けていきます。
会社概要
株式会社DearOneは、NTTドコモの新規事業型子会社として、公式アプリの開発やリテールメディアプラットフォーム「ARUTANA」を提供しています。ユーザー体験を重視した広告運用を進め、デジタルマーケティングの最前線を行っています。