xData Alliance発足
2018-08-02 11:00:21
宇宙データビジネスに向けた新たな一歩、xData Alliance発足記者発表会
宇宙データビジネスに向けた新たな一歩、xData Alliance発足記者発表会
2018年7月31日、「xData Alliance」記者発表会が東京の渋谷区で開催されました。このアライアンスは、さくらインターネット株式会社を中心に、宇宙データの利用促進を目的としたものです。事業の中心となるのは、政府によって推進される衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」です。
この発表会では、宇宙データの民間利用を広げるための取り組みが紹介されました。さくらインターネット社は、経済産業省との契約の下、衛星データをオープンにし、一般の人々が容易に利用できる環境を整備することを目指しています。
宇宙データのオープン化の背景
経済産業省の製造産業局宇宙産業室の國澤 朋久氏は、衛星データのオープン化の必要性を強調しました。日本の宇宙機器産業は年間3000億円超と、小規模ながらも官需に依存しています。普及のカギは、宇宙データを広く活用し、新たな市場ニーズを生むことです。政府のアプローチとして、宇宙データの利用を一般化し、民間事業者の参加を促進することが求められています。
Tellusプラットフォームの概要
「Tellus」は、地上から得られるデータを活用することで、未来を創造することを目指した衛星データプラットフォームです。このプラットフォームでは、様々な衛星データを集約し、誰でもアクセス可能な環境を提供します。多くの企業や研究機関が参加することで、データの利用価値を高め、多様なビジネスやサービスにつながることが期待されます。
xData Allianceの参加者と役割
今回の発表には、さくらインターネットの代表である田中邦裕氏をはじめ、経済産業省や株式会社メルカリの役員など、各種団体から参加者が集まりました。彼らはそれぞれ、宇宙データを活用した新たなビジネスの展望について語りました。経済産業省の支援を受け、アライアンスメンバー同士が連携し、宇宙データを基にしたイノベーションの創出を加速させることを誓います。
未来への期待
メルカリの大堂由紀子氏は、R4Dとして衛星データの活用を進め、特に非宇宙系企業による新たな価値の創造に寄与したいと述べました。このプラットフォームにより、専門スキルを持たない企業でも宇宙データを容易に利用できるようになると期待されています。これにより、宇宙データビジネスの普及が進むだけでなく、異業種による新たなチャレンジも促進されるでしょう。
このように、xData Allianceの発足は宇宙データビジネスの拡大を狙った重要なステップです。今後、誰もが宇宙データを利用できる時代がやってくるかもしれません。私たちの生活やビジネスにおけるデータ活用がいかに進化していくのか、目が離せません。
会社情報
- 会社名
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さくらインターネット株式会社
- 住所
- 大阪市北区梅田1丁目12番12号東京建物梅田ビル11階
- 電話番号
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