新時代の商業施設運営を実現するビットキーとJR東日本の新たな試み
株式会社ビットキーは、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)と共同で、最新の商業施設運営モデルの実証実験を行うことを発表しました。この取り組みは、2023年6月18日より、『アドホック新宿ビル』のシェアオフィスやフードホールで展開されます。
実証実験の背景と目的
ビットキーとJR東日本、さらにOMOマーケティングを推進する株式会社favyとのコラボレーションにより、デジタルとリアルを連携させた新たなシステムが誕生しました。OMO(Online Merges with Offline)マーケティング手法は、デジタル体験とリアルな買い物体験を結びつけ、利用者のニーズに応えることを目的としています。
具体的には、JR東日本が提供する「タッチトリガー」というサービスと、ビットキーが提供するスマートロックから取得される入退室データをリアルタイムで連携させることにより、顧客の行動を正確に把握します。これにより、「来店可能性の高いユーザー層へのアプローチ」「行動パターン分析を通じた再来店促進」「リアルタイムでの割引クーポン配信」などの施策が実現可能となります。
新しい商業施設の特徴
実証実験が行われるアドホック新宿ビルは、シェアオフィスとシェア型フードホールが融合したユニークな施設です。ここに導入されるスマートロックは、ビットキーが開発した「workhub」というプラットフォームを活用しています。これにより、出入り口や会議室の施錠や入退室の履歴がタッチトリガーに連携され、スマートな施設運営を実現します。
このシステムを導入することで、利用者はより快適で安全な体験が提供されると同時に、運営側はデータに基づいた効果的なマーケティング施策を行うことが可能となります。
個人情報の取り扱いに関する配慮
このプロジェクトでは、利用者の個人情報の取り扱いにも細心の注意が払われています。タッチトリガーを利用する前に、利用者から同意を得た上でデータが活用されるため、安心してサービスを利用することができます。また、個人情報は適切に暗号化されており、セキュリティ面にも充分な配慮がなされています。
今後の展望
ビットキーは、この実証実験を皮切りに、favyのOMOマーケティング手法と自社プラットフォーム「workhub」をさらに発展させて、オフィスを構える事業者向けのサービスを提供していく予定です。
もちろん、ただの実証実験にとどまらず、実際のビジネスシーンで活用されるエコシステムを構築することで、商業施設の新たな可能性を切り開くことを目指しています。これにより、利用者にとって価値のあるサービスが提供され、施設運営者にとっても効率的な運営が期待されています。
会社概要
株式会社ビットキーは、2018年に設立され、ID認証やスマートロックの開発・運用を行っています。最新の技術を駆使して、より安全で快適な生活環境の提供を目指しています。
公式サイトでは、ビットキーのプロダクトについて詳しく紹介されていますので、ぜひチェックしてみてください。