トリニティ・テクノロジーと大樹生命の業務提携
トリニティ・テクノロジー株式会社が2025年7月1日に大樹生命保険株式会社と業務提携契約を締結し、新たに高齢者向けサービス「おひさぽ」の提供を開始します。このサービスは、特に一人暮らしの高齢者に向けたもので、安心して生活を送れるように多面的な支援を行うことを目的としています。
提携背景と目的
トリニティ・テクノロジーの代表取締役社長の磨和寛氏は、この提携について次のようにコメントしています。「大樹生命様の社名には、お客様を守り、寄り添うという想いが込められており、その精神は当社のビジョンとも共通しています。この提携を通じて、より多くの方々に安心を届けられることを誇りに思います。」
大樹生命保険の会社理念には、困難な時期でもお客様を守るという強い意志が表れています。この理念のもと、両社は連携し、高齢者が安全かつ安心に生活できる社会の実現を目指します。
「おひさぽ」で提供する7つのサービス
「おひさぽ」は、家族の代わりに高齢者に寄り添うことをテーマにしており、提供されるサポートは多岐にわたります。具体的には、以下の7点セットが用意されています:
1.
見守り - 日常生活の安否確認を行います。
2.
生活事務支援 - 医療機関の手続きや生活に必要なサポートを提供。
3.
身元保証 - 高齢者が介護や入院をした際の身元保証を行います。
4.
財産管理 - 高齢者の資産管理を安全に行います。
5.
任意後見 - 将来のために本人の意思を尊重した支援を実施。
6.
尊厳死宣言書 - 意向に沿った医療を受けるためのサポート。
7.
死後事務支援 - 高齢者が亡くなった後の手続きを円滑に進める助けをします。
これらのサービスは、利用者の生活状況に応じて組み合わせて提供され、よりきめ細やかな支援を実現します。特に、財産管理においては、信託銀行や信託会社の信託口座での安全管理が行われ、万が一の不正を防ぐ体制が整えられています。
高齢者支援の重要性
日本においては、高齢化が進み、2021年には単身または夫婦のみの高齢者世帯が1500万を超え、その内約17.2%が子供のいない高齢者世帯となっています。この数字は年々増加傾向にあり、社会的な問題としても注目されています。特に、一人暮らしの高齢者への支援は急務とされています。「おひさぽ」を通じて、トリニティ・テクノロジーはこの社会課題に真正面から取り組み、高齢者が安心して生活できる環境を整えていく考えです。
今後の展望
今後もトリニティ・テクノロジーは、超高齢社会におけるさまざまな課題解決に向けて、さらなるサービスの拡充や開発に力を入れていくとしています。大樹生命との提携を通じて、より多くの人々に寄り添う支援が実現され、安心な生活を提供できることを目指します。
会社概要
- - 会社名:トリニティ・テクノロジー株式会社
- - 所在地:東京都港区新橋2-1-1 山口ビルディング1階
- - 設立:2020年10月30日
- - 代表取締役:磨和寛
- - 事業内容:家族信託コンサルティング、相続手続きのDX化など、様々な高齢者支援サービスを提供しています。