ファッションのインクルーシブデザインシンポジウム
2024年11月9日(土)に開催される『ファッションのインクルーシブデザインシンポジウム』では、感覚過敏を持つ人々のために特化したアパレルブランド「KANKAKUFACTORY」の取り組みが紹介されます。このシンポジウムは、特に障害に配慮した魅力的な衣服が手に入りにくい現状を改善するための場として設けられており、多くの関係者が集まり知見を共有する貴重な機会となっています。
シンポジウムの背景
現在、障害を抱える方々や特定のニーズを持つ人々が自分に合ったスタイルを追求することが難しいという問題があります。ここで「KANKAKUFACTORY」は、感覚過敏を持つ方々が快適に着られる衣服を提供することを目的としたブランドです。シンポジウムでは、これらの課題に対する解決策や、実際におしゃれを楽しめるアイデアをお互いに探るためのディスカッションが行われます。
シンポジウムのプログラム
シンポジウムは大きく分けて三つの部に構成されています:
1.
ファッションを通じたインクルーシブ社会の実現のために
- 小野栄一氏をはじめとする専門家による基調講演や当事者の声が紹介されます。
2.
誰でもおしゃれを (取組の例)
- 様々な団体や企業からの具体例が共有され、実際にどのようにファッションのインクルージョンを進めるかが議論されます。特に、感覚過敏研究所在籍の加藤路瑛氏がKANKAKUFACTORYの活動について詳しく説明する予定です。
3.
情報交換会
- 最後は参加者同士が情報を交換し合う時間です。出席者は、自身の活動について語り合い、新たなつながりを築くことができる機会となります。
KANKAKUFACTORYについて
KANKAKUFACTORYは、タグ無しで縫い目が外側にデザインされたアパレルブランドです。主にTシャツやカームダウンパーカーを展開し、感覚過敏の人々が快適に過ごせるアイテムを提供しています。このユニークなスタイルは、感覚過敏という特別なニーズに対応したデザインの重要性を示しています。
加藤路瑛氏のビジョン
KANKAKUFACTORYの代表である加藤路瑛氏は、2006年に生まれ、12歳で起業を果たしました。彼女は「今」をあきらめない社会を目指しており、様々な取り組みを通じて、年齢や障害を理由に夢を諦めることのない社会の実現に向けて努力しています。彼女は Forbes Japan 30 U30に選出されるなど、若手クリエイターとしても注目を集めています。
詳細と参加方法
このシンポジウムは、参加無料で事前登録が必要です。対面とオンラインの両方で参加可能ですが、対面参加は先着30名、オンラインは先着200名まで受け付けています。興味のある方は、ぜひ早めの登録をお勧めします。
開催日時や詳細については、公式サイトをご確認ください。ファッションの世界における多様性と包摂性を考えるこのイベントにぜひご参加ください!