香川県の消化ガス発電
2021-04-21 14:11:27

香川県初の消化ガス発電事業が丸亀市で始動!地域の再生可能エネルギーを活用した取り組み

香川県初の消化ガス発電事業が始まる



香川県で新たな取り組みとして、消化ガスを利用した発電事業が始まります。このプロジェクトは、株式会社石垣と株式会社大原鉄工所からなる「石垣・大原鉄工所共同企業体」によって推進され、香川県内でも初めてのFIT制度を活用する民設民営方式で進められます。発電所は丸亀市に位置し、近くの新浄化センターで発電が行われる予定です。

事業の概要


本事業は、丸亀市が提供する消化ガスを燃料として使用し、発電を行います。このプロセスでは、汚泥から取り出される消化ガスを利用するため、環境に優しいエネルギー供給が可能です。関係する企業は、発電設備の設計と施工、運転管理を担当し、発電量による売電収入を得ながら、約20年間にわたり運営と維持管理を行います。

基本協定書は2021年3月26日に締結されており、発電設備は2024年4月から稼働予定です。設計・施工期間は2021年4月から2024年3月までの約3年間を予定しており、設備の能力は合計120kW。具体的な構成は60kWのガスエンジンが2台となります。

再生可能エネルギーの地産地消


この消化ガス発電事業は、再生可能かつクリーンなエネルギーの地産地消を目指しており、SDGsの目標7にも寄与しています。すなわち、「すべての人々に安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する」という目標を達成するための取り組みとなります。

地域と連携しながら、事業者は安全性と周辺環境への配慮を最優先に進めていく考えです。具体的には、上下水道事業で培われた技術と知識を使い、地域社会の理解を得ることに注力しています。

今後の展開


今後、この発電所が稼働し始めることで、地域のエネルギー供給体制が強化される期待が高まります。特に、持続可能なエネルギーを用いた新たな発電方法が、香川県内だけでなく、全国的にモデルケースとなることでしょう。そのためにも、事業者が地域と連携し、クリーンエネルギーを推進していく姿勢が重要です。

このプロジェクトが成功すれば、今後の日本における再生可能エネルギー普及の一助となり、より良い社会の構築につながることが期待されます。丸亀市及び香川県のエネルギー政策の未来に、注目が集まることでしょう。

会社情報

会社名
株式会社石垣
住所
東京都千代田区丸の内1-6-5丸の内北口ビルディング22F
電話番号
03-6848-7900

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