新作児童書『どろろん ようかいの森 夏まつりとナゾの少年』
文研出版から待望の新作、児童書『どろろん ようかいの森 夏まつりとナゾの少年』がリリースされました。この作品では、夏の祭りの静かな夜を背景に、独特なキャラクターたちによる不思議な友情の物語が繰り広げられます。
あらすじ
この物語の主人公は、座敷童(ざしきわらし)のぼっこです。彼は友達が少なく、内気な性格を持っています。しかし、ある夜、記憶を失った人間の少年と出会います。彼らは共に、どうにかしてその少年を家に帰そうと、トマトのお面をかぶりながら、山の神様を探す旅に出るのです。
物語は、彼らの旅を通じて展開し、友情や思いやり、そして別れの感情を描いていきます。特に、毎年開催される夏祭りの活気ある雰囲気の中で、二人の絆が深まる様子は見る者の心を温かくします。
編集者からのメッセージ
本作編集者のコメントによると、「夏祭りのにぎわいの背景には、座敷童と迷子の少年の神秘的な出会いがある。トマトッコという存在が、ぼっこの心を少しずつ和らげていく様子は特に感動的です。最終的に明らかになるトマトッコの秘密には感涙のシーンが待っています」と語っています。
出会いと別れ、そして成長の物語は、特に人との関わりが不得意な子どもたちに優しく寄り添っていくことでしょう。
著者紹介
この本の著者は南田幹太さんです。東京都出身で、数々の賞を受賞した実績を持つ児童文学作家です。彼の著作には『白い手』や『ぼくの師匠はスーパーロボット』などがあります。また、彼の作品は子どもたちの心に深く刺さり、長く愛され続けています。
絵を担当しているのは広瀬克也さんです。彼は数多くの絵本で活動しており、特に妖怪をテーマにした作品が多いことで知られています。広瀬さんの独特の画風が、本作にも生かされています。
商品詳細
『どろろん ようかいの森 夏まつりとナゾの少年』は、小学校低学年以上を対象としており、厚さも持ち運びしやすいA5サイズで、価格は1430円(本体1300円+税10%)です。ISBNは978-4-580-82691-5で、全国の書店で手に入ります。
この作品は、物語を通じて、友情や成長、別れの大切さを教えてくれるでしょう。是非、お子様との素敵な時間をこの本と共に過ごしてみてください。