京都ハンナリーズ、業務効率化の新たな一歩
京都府でプロバスケットボールチーム「京都ハンナリーズ」を運営するスポーツコミュニケーションKYOTOが、新たに導入した「freee販売」により、経営課題を解決するための重要なステップを踏み出しました。以前から直面していた在庫や請求漏れの問題を、どのように改善していったのかを深掘りしていきます。
背景〜抱えていた課題〜
スポーツコミュニケーションKYOTOは、2008年からバスケットボールのプロリーグ「Bリーグ」に参加し、京都ハンナリーズを運営してきました。しかし、バックオフィスでは2つの重大な課題が浮き彫りになっていました。まず一つ目は、選手の移籍やシーズンごとのグッズ刷新により、過剰な在庫が生じてしまうリスクです。稟議フローが機能せず、必要な数量の見通しが立たないまま発注が行われることから、毎シーズン在庫損失が発生していました。
二つ目は、スポンサー契約の管理が不十分であることから、請求漏れが多発していた点です。案件管理システムが活用されず、表計算ソフトでの管理に頼ることにより、業務が煩雑になっていました。特に高額案件には注意が行き届くものの、少額案件では約10%に請求漏れが発生していました。
freee販売導入の決定
これらの問題を解決するため、スポーツコミュニケーションKYOTOはfreeeの担当者との面談を経て「freee販売」の導入を決定しました。その最大の理由は、発注フローが自動的に組み込まれる仕組みであることです。これにより、無駄な発注を防止することが可能になります。また、システムは外部環境の変化に適応するためのカスタマイズが不要で、市場の法改正にも自動対応ができる点も魅力となりました。
スムーズな導入
freee販売の導入は非常に円滑に進みました。サポート体制が整っており、定期的なミーティングで運用に関する相談ができる環境も助けとなりました。freeeの担当者からの柔軟で親切なサポートに感謝しつつ、スムーズにシステムを導入することができました。
結果〜経費精算とコスト削減の達成〜
新たに「稟議フロー」を確立し、全取引の管理が透明化されることで、受注や請求のミスも大幅に減少しました。これにより、ビジネスプロセスの厳格化が実現し、経費精算業務も大きな変革を遂げました。特に、freee経費精算アプリを活用することで、チームメンバー各自の経費精算が非常にスムーズになり、作業負担の軽減が図られました。
さらに、freee販売を導入することで、システムコストを従来の3分の1に削減できることができました。このコスト削減は、将来の主たるバックオフィス管理を見据えた有意義な投資となりました。
今後、京都ハンナリーズは、システムの刷新を活かしてさらなる成長を目指し、試合での勝利を重ねていく決意を固めています。
まとめ
freeeの導入によって、京都ハンナリーズは経営の効率化のみならず、選手たちが活躍しやすい環境を整えていけるよう心がけています。これからも、業務の改善とともに、日本一を目指していく姿に期待が寄せられます。