キヤノン「EOS R1」がレッドドットデザイン賞を受賞
キヤノンが新たに発表したフルサイズミラーレスカメラ「EOS R1」が、スイスのRed Dot Award AG主催の「レッドドット・デザイン賞 プロダクトデザイン2025」で、最も名誉ある「ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」を獲得しました。この受賞は、2025年7月8日にドイツ・エッセンで行われる表彰式で正式に発表される予定です。
EOS R1の高さと機能性
「EOS R1」は、プロのフォトグラファーのニーズに応えるために設計されたフルサイズミラーレスカメラで、キヤノンの「EOS Rシステム」のフラッグシップモデルです。新たに開発された映像エンジンシステムやディープラーニング技術を活用し、プロフェッショナルが求める高い撮影性能を実現しています。例えば、瞬間的なサッカーのシュートシーンを認識し、高速でオートフォーカスを合わせる「アクション優先」機能は、特に注目に値します。また、視線入力AF機能も搭載しており、素早く狙った被写体にフォーカスを合わせることが可能です。
高グリップ力と人間工学
カメラのデザインは、使用時の快適さが徹底されています。グリップラバーには新開発のクロスパターンを採用し、持ち替え時における落下を防止します。さらに、視度調整ダイヤルやカードスロットカバーにはロック機構も設けられ、誤操作に対する対策も万全です。このように、人間工学に基づいた考慮がなされており、プロフェッショナルにふさわしい使用感を提供しています。
卓越したデザイン評価
「EOS R1」は、国際的に権威のある「iFデザインアワード2025」でも受賞するなど、デザイン面でも高い評価を得ています。キヤノンは今後もデザインと性能の融合に尽力し、クオリティの高い製品を生み出していくとのことです。
レッドドット・デザイン賞とは
レッドドット・デザイン賞は、1955年に設立された世界最大級のデザイン賞として知られています。プロダクトデザイン、ブランド&コミュニケーションデザイン、デザインコンセプトの3部門があり、各部門の優れた作品が評価されます。2025年には、60以上の国と地域から多くの応募があり、デザイン専門家たちによって革新性・機能性・品質・人間工学など9つの基準で選考されます。
結論
キヤノンの「EOS R1」は、単なるカメラにとどまらず、プロにとっての理想的な工具と言える存在です。この受賞を機に、さらなる技術革新やデザインの進化が期待されます。