食品の値上げ展望
2025-11-28 09:26:18

2026年の食品の値上げ動向を読み解く!これからの展望と影響

2026年の食品値上げ動向の概要



2025年、食品業界は大きな変動を迎えました。株式会社帝国データバンクの最新分析によると、飲食料品の値上げは合計で2万609品目に達し、前年と比較して64.6%の増加を見せました。これは、2023年のデータをもとにすると、2年ぶりに2万品目を超える結果となりました。

2026年の値上げ予定品目



一方、2026年の計画では1044品目の値上げが予測されています。これは、前年の4417品目と比べると大幅に減少しています。このことから、2026年の値上げペースは、2024年の最も少なかった年をも下回る見込みです。一年間を通じて、特に11月末時点では、月ごとの値上げは1千品目を超えることがなく、春にかけての値上げラッシュは一時的な収束を迎えるとされます。

食品分野別の分析



食品のカテゴリを見てみると、特に「酒類・飲料」が509品目で最も多く、全体の約半数を占めました。また、「加工食品」である冷凍食品やパックごはんも397品目ありました。これら二つの分野だけで、91%の値上げが行われているのです。

値上げの要因



2025年、値上げの要因として最も大きいのが「原材料の高騰」で、ほぼ全体の99.7%を占めました。加えて、包装や資材の高騰、トラックドライバーの労働環境の変化に伴う輸送コストの上昇も影響を及ぼしました。また、人的コストも34.4%の要因として挙げられますが、2024年に比べてその増加率は低下傾向にあります。

2025年12月の値上げ状況



2025年12月の時点で値上げを行った品目数は217品目であり、平均値上げ率は17%でした。この平均は前年の12%と比較して、明らかに大きな幅を持っています。減少の兆しもあるものの、全体的には消費者が知覚する物価上昇に対するでは抵抗感が顕在化しており、PB品などより安価な商品への移行が進んでいると考えられます。

今後の見通し



2026年において、値上げの傾向は続く一方で、明らかに過去のようなラッシュは見込まれていません。モノ由来の値上げが顕著に戻ってきている一方、円安や原油高が長期化することから、今後も原材料費が上昇する可能性を否定できません。今後1年間は、比較的安定した物価で推移することが期待されるものの、原材料費の影響を受ける可能性が高いです。結論として、春にかけての大規模な値上げラッシュは収束傾向にあるとはいえ、価格引き上げの機運は依然として継続するかもしれないということです。

このように、2026年の食品業界は、全体的に見れば安定する要素もありますが、背景にはより複雑な要因が絡んでいることを理解しておく必要があります。


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