昭和の魅力を再現した宿泊施設「タイムトリップOTOWA」が静岡市にオープン

不動産の有効活用が持つ重要性がますます高まる中、静岡市の葵区に新たな宿泊施設が誕生しました。この施設の名は「タイムトリップOTOWA」。売却が難しい空き家をリノベーションし、昭和のレトロな雰囲気を楽しめる宿泊体験を提供しています。

売れない空き家の再生

空き家問題は日本全体で深刻化しています。特に少子高齢化や人口減少により、全国に900万戸以上あるとされる空き家の中には、売却困難な物件が多く存在しています。接道がなく老朽化が進んでいるなどの理由から、地域の景観悪化や防災リスクが懸念されています。「タイムトリップOTOWA」はこの社会課題に対する新たな解決策として生まれました。株式会社Sweets Investmentが手掛けるこのプロジェクトは、過去の負債と見なされがちな空き家を「未来につながる資産」として再生する取り組みの一環です。

昭和レトロ体験宿泊施設

「タイムトリップOTOWA」は、昭和をテーマにした体験型宿泊施設です。まるで昭和にタイムスリップしたかのような空間が広がっており、「泊まれるレトロミュージアム」をコンセプトにしています。日本の昭和時代を懐かしむ世代から、若い世代まで、幅広い年齢層の人々が楽しむことができます。

# 施設の特徴

大型のブラウン管テレビやレコードプレイヤー、インベーダーゲーム、純喫茶風のキッチンなど、当時の家電や雑貨が豊富に揃っています。宿泊客は、ブラウン管テレビを囲んでの会話や、純喫茶風のキッチンでの料理、懐かしのおもちゃで遊ぶことを通じて、過去への旅を楽しめるでしょう。また、SNS映えする昭和風コスチュームを持ち寄った撮影会も人気です。