文京区で初開催！障がい者アート支援の新プロジェクト「MOSごと美術館」

障がい者アートを身近に感じる「MOSごと美術館」

2025年7月、文京区内のモスバーガーで始まる「MOSごと美術館」は、障がい者アートの素晴らしさを発信するユニークな試みです。これは、モスフードサービスが展開する社会参加支援プロジェクトであり、障がい者通所施設に通う方々のアート作品を展示します。地域の皆さんに新たな視点でアートを楽しんでもらうことを目的としています。

プロジェクトの背景と目的

このプロジェクトは、新潟県でスタートした「MOSごと美術館」を文京区でも実施するもので、障がいのある方々が創作したアートを通じて、彼らの社会参加を促進します。2016年から新潟県内で実施されてきたこの活動は、アートを広めることで障がい者に対する理解を深め、多くの人々がアートの魅力に触れるきっかけを提供しています。

また、過去には東京都内でも成功を収めたプロジェクトであり、モスバーガー原宿表参道店のように店舗の内装デザインにアートを盛り込むなど、今やアートとビジネスが融合した革新的な取り組みへと進化しています。

「MOSごと美術館」の展示内容

文京区のプロジェクトでは、具体的に「モスバーガー本郷三丁目店」が展示店舗として選ばれ、障がい者通所施設の方々が制作した作品が4ヶ月ごとに入れ替わる形で展示されます。これにより、地域の方々が多様なアート作品を楽しむことができます。初回の展示として、龍正さんやTOMOKOさんの作品が披露される予定です。

さらに、横浜市でも2025年4月から「MOSごと美術館」が開催され、障がい者スポーツ文化センターの利用者が作成したアート作品が展示される計画です。この取り組みは、地域間での障がい者アートの横展開を目指すものでもあり、モスバーガーが持つネットワークを活用しています。

地域の人々へのメッセージ

このプロジェクトを通じて、障がい者のアーティストたちに新たな発表の場が提供されるだけでなく、地域の人々にも多角的なアート体験が可能になります。モスバーガーでのアートには、ただの観賞という枠を超えた力が備わっています。これにより、普通の食事をしながらも、アートとの出会いを楽しむことができるというユニークな空間が創出されます。

SDGsへの取り組み

さらに、モスバーガーでは持続可能な開発目標（SDGs）の達成に向けた取り組みとして、「モスSDGsアクション」を設けています。このプロジェクトは、単なるアート展示に留まらず、社会課題解決に向けた活動とも言えます。アートを推進することが、地域の未来を明るく照らす一助となることを期待せずにはいられません。