吉本興業、NTTドコモとタッグ! 縦型ショートドラマプラットフォーム参入を発表
吉本興業グループの株式会社FANYは、株式会社NTTドコモ・スタジオ&ライブ、株式会社Mintoの3社と共同で、縦型ショートドラマプラットフォームを2024年度内にリリースすることを発表しました。
縦型ショートドラマは、スマートフォンで隙間時間に楽しめる新たなコンテンツとして注目されています。特に中国では市場が急成長しており、世界中でその波が広がっています。市場調査会社YH Researchによると、世界市場は2029年には556億ドル(およそ8兆8,000億円)に達すると予想されています。
今回の参入は、吉本興業グループのプラットフォーム運営のノウハウを持つFANY、映像コンテンツのプロデュース実績を持つNTTドコモ・スタジオ&ライブ、そして縦型ショートドラマ制作スタジオとして実績を持つMintoの3社の強みを活かしたものです。
各社の強みを活かし、国産プラットフォームを立ち上げ、ショートドラマ市場に参入することで、日本のエンターテイメント業界を盛り上げていくことを目指しています。
3社の強みを活かした新たな挑戦
株式会社FANYは、吉本興業100%出資のプラットフォーム会社です。430万人(2024年5月時点)の会員基盤を有し、お笑いだけでなく、アイドル、音楽、演劇など多様なコンテンツのライブチケット、オンライン配信、ファンコミュニティ、Eコマース、クラウドファンディングなどのB2C事業を展開しています。
株式会社NTTドコモ・スタジオ&ライブは、日本最大の通信会社であるNTTドコモと、日本最大のエンターテイメント会社である吉本興業が設立した合弁会社です。両社の強みを活かし、革新的なエンターテイメントビジネスを創造し、東京から世界へエンターテイメントを発信し続けています。
株式会社Mintoは、エンタメビジネスを新たなテクノロジーと社会変化を活用してアップデートするスタートアップです。世界4カ国に拠点を持ち、広告、越境プロデュース、Webtoon、Web3・メタバースの事業を展開しており、2023年冬にショートドラマ制作スタジオを立ち上げました。第一作目となる「不倫ピエロと禁断の果実」は、現在2024年5月よりBUMPにて好評配信中です。
3社の強みを活かした今回の共同事業は、日本のエンターテイメント業界に新たな風を吹き込む可能性を秘めています。
縦型ショートドラマ市場の展望
縦型ショートドラマは、スマートフォンで手軽に視聴できることから、若い世代を中心に人気が高まっています。また、従来のドラマよりも短時間で完結するため、忙しい現代人に最適なコンテンツとして注目されています。
今回の参入は、日本の縦型ショートドラマ市場の活性化に大きく貢献すると期待されています。今後の展開に注目です。
吉本興業、NTTドコモ、Mintoのタッグに期待! 縦型ショートドラマの未来を拓くか?
吉本興業、NTTドコモ、Mintoの3社による縦型ショートドラマプラットフォーム参入の発表は、日本のエンターテイメント業界にとって大きなニュースです。
縦型ショートドラマは、世界的に見ても成長著しい市場です。すでに中国では巨大な市場を形成しており、日本でも今後大きな可能性を秘めていると言えます。
今回の3社のタッグは、まさにこの市場の潜在力を最大限に引き出すための戦略的な取り組みと言えるでしょう。吉本興業のエンターテイメント力、NTTドコモのテクノロジー力、Mintoの制作力と、それぞれの強みを活かしたシナジー効果に期待が高まります。
特に、吉本興業が持つ幅広いタレント層やコンテンツとの連携は、プラットフォームのコンテンツの魅力を高める重要な要素となるでしょう。また、NTTドコモの技術力によって、革新的な視聴体験を提供できる可能性も期待されます。
Mintoは、すでに縦型ショートドラマの制作実績を持ち、市場への理解も深いことから、プラットフォームの運営やコンテンツ制作において重要な役割を果たすことが期待されます。
しかし、成功には課題も存在します。すでに海外では多くのプラットフォームが競合しており、日本の市場でも同様の競争が予想されます。また、視聴者のニーズを捉え、質の高いコンテンツを継続的に提供していく必要もあります。
3社の連携が、日本の縦型ショートドラマ市場を活性化させ、新たなエンターテイメント体験を生み出すのか。今後の展開が非常に楽しみです。