東京ベイeSG賞受賞作品が決定!
令和7年度の「東京ベイeSG賞」において、学校教育で使われている「教育版マインクラフト」による作品コンテスト「Minecraftカップ」の中から、特に優れた作品が表彰されました。本コンテストは、未来の都市を創造することを目指し、子供たちが自らの声を反映させる取り組みです。東京都の「東京ベイeSGプロジェクト」は、自然と便利さが共存する持続可能な都市をテーマにしており、その活動の一環として行われています。
受賞作品の特徴
今年度受賞した作品は、小学2年生2名からなるチーム「イカバルーン」の「まちを元気に!まもりガメ」です。この作品は、災害に強い街を目指し、頑丈で長生きのカメをモチーフにした「カメの島」を描いています。カメの形をした島には、学校、病院、商店街などの生活に必要な機能が整えられ、さらに防災対策本部や避難ホテル、備蓄倉庫などの防災機能も集積されている点が評価されました。
作品の中では、被災者が元気になり笑顔を取り戻せるような街づくりがコンセプトとしてしっかりと根付いており、子供たちが提案する未来の都市像が、困難な状況に対する希望や力強さを感じさせます。
表彰式と今後の展望
来年1月にはこの受賞作品に対する表彰式が行われ、その際に受賞チームには作品デザインの記念品が贈呈される予定です。また、チームは建設イノベーション拠点の施設見学ツアーにも参加し、実際の建築現場を体験することができる特典もあります。
さらに、この受賞作品は多くの人に楽しんでいただけるよう、東京都が主催するイベントや「Tokyo Mirai Park」で紹介される計画も進んでいます。
Minecraftカップとは
「Minecraftカップ」は、全国及び海外から集まった教育版マインクラフトを用いて制作された作品を競い合う大会です。地区ブロックから全国大会へ進出する作品は専用のホームページで発表されます。この機会は、子供たちが未来の都市作りに対して深く考え、提案する貴重なプラットフォームとなっています。
2050東京戦略との連携
この取り組みは、東京都が掲げる「2050東京戦略」に基づいて行われており、持続可能な社会の実現に向けて発展しています。戦略17では「ベイエリアにおける技術の実装とeSGプロジェクトの発信」に重点を置いており、今後も子供たちの意見を大切にしながら、未来志向のまちづくりが進められます。