品川女子学院の高校生たちが立ち上げた「Mermade tears」
東京都品川区の品川女子学院では、2026年10月に行われた文化祭で、高校生たちが自らの手で立ち上げた企業、「Mermade tears」が、特製のアップサイクルキーホルダーを420個販売し、見事完売を成し遂げました。今回の取り組みは、NPO法人唐津Farm&Foodの協力を得て進められ、地域の資源を活用しながら、海のプラスチック問題を啓発する「企業」理念のもと展開されました。
起業体験プログラムの核心
「Mermade tears」は、品川女子学院の起業体験プログラムから誕生した模擬会社です。このプログラムでは、生徒たちが自らのアイデアを持ち寄り、事業計画を策定、プレゼンテーションを行い、さらには株主総会まで開催します。このような経験を通じて、彼女たちは経営の基礎やチームワークの大切さを学びました。会社名は、販売する商品として使用したシーグラスの通称「Mermaid tears(人魚の涙)」に「made」を組み合わせたもので、海との深い結びつきを示しています。
地域の支援を受けての製作過程
2026年の6月、ある生徒から「キーホルダーを文化祭で販売したい」との一通のメールがきっかけでこのプロジェクトは動き出しました。アップサイクルキーホルダーは、NPOが提供した既存の金型を用い、デザインは生徒たちが創作しました。その後、東京での射出成形体験を経て、420個のキーホルダーが作られました。キーホルダーの売上の一部は、NPO法人の活動に寄付される予定です。
マイクロプラスチックへの意識を高める展示
文化祭では、「企業と行政の取り組み班」「現状調査班」「今後の対策班」に分かれ、マイクロプラスチックについての研究結果を模造紙や動画で展示しました。生徒たちは、多くの来場者に海洋環境の重要性を訴える機会を得ることができ、来場した受験生から「マイクロプラスチックに興味があって来ました」と言われた時には特に嬉しさを感じたと述べています。
地元のボランティアの協力
キーホルダー制作には、多くの地域のボランティアの協力が欠かせませんでした。地域の方々が回収したペットボトルキャップの洗浄や仕分けを手伝い、彼女たちの思いを形にすることに貢献しました。唐津で作られたこれらのキーホルダーが、東京都品川区の高校生たちの手を通じ、多くの人々に渡ることで、地域のつながりが一層強まったのです。
今後の展開と希望
文化祭での成功を受けて、Mermade tearsの生徒たちは、さらなる社会貢献や環境保護の活動を通じて、次世代にプラスチック問題への意識を広めたいと考えています。活動の様子は、唐津Farm&Foodのウェブサイトでも紹介されていますので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。また、企業とのコラボ企画やオリジナル商品制作の相談も受け付けています。
唐津Farm&Food ウェブサイト
まとめ
品川女子学院の生徒たちが立ち上げた「Mermade tears」は、地域と連携し、持続可能な社会を目指して意義深い取り組みを展開しました。このような高校生の情熱が、明るい未来への一歩を築いてくれることを願っています。