保護者のための性教育講演会が開催
特定非営利活動法人HIKIDASHIが主催し、公益社団法人神奈川県聴覚障害者協会と共催で、聴覚障害のある親向けの性教育講演会が2025年1月23日に行われます。この講演会の目的は、家庭における性教育の重要性を理解し、実践するための知識と方法を提供することです。
日時・場所について
- - 日時: 2025年1月23日(木)10:00~11:40
- - 場所: 神奈川県聴覚障害者福祉センター2階ボランティア室(藤沢市藤沢933-2)
- - 講師: HIKIDASHI代表 大石真那氏
- - ファシリテーター: 絵本アンバサダー 田畑あかね氏
- - 対象: 乳幼児~小学生の保護者
- - 定員: 10名(現地参加のみ)
- - 参加費: 500円(当日払い・お茶菓子付)
講演内容の概要
この講演では、性教育がなぜ乳幼児期から必要なのか、日本の性教育の現状、そして国際基準である「包括的性教育」について詳しく取り上げます。具体的なポイントとしては:
1.
家庭での性教育の重要性
幼少期からの適切な教育を受けることが、将来的な人間関係や健康に与える影響を説明します。
2.
日本における性教育の課題
現在の教育システムにおける性教育の扱いについて問題提起します。特に、性交や避妊、中絶に関する教育の不十分さを挙げ、それが若者に与える影響を考えます。
3.
包括的性教育の考え方
国際的な視点から、性教育は単なる生理的な知識にとどまらず、人権、ジェンダー、安全に関する教育も含まれるべきであることを理解します。
4.
具体的な実践方法
家庭での性教育を行う際に気を付けるべきポイントや、参考になる性教育書籍の紹介を行います。
講演の進行
講演の前半では大石氏からの講演が行われ、後半は参加者同士での座談会形式となります。これにより、自身の疑問を分かち合ったり、他の保護者の経験を聞くことができる貴重な機会となります。
HIKIDASHIの活動について
特定非営利活動法人HIKIDASHIは、様々な年齢層の子どもたちや保護者のニーズに応じた性教育の講演活動を行っています。また、地域社会での「性教育カフェ」を通し、誰でも気軽に性に関する悩みを相談できる環境を整えています。
さらに、著書である絵本「げっけいのはなし いのちのはなし」を用いて、性教育の重要性を幼い頃から広める活動にも注力しています。HIKIDASHIは、全ての子ども達が必要な性教育を受けられる社会を目指して、これからも取り組みを続けていきます。
結びに
この講演は、聴覚障害のある方々に特化しているものですが、誰にとっても家庭での性教育について考える良い機会となります。性教育は、恥ずかしいことではなく、むしろ子どもたちにとって必要不可欠な学びの一環です。興味のある方は、ぜひ参加申し込みをしてください。