ANRIが新設した奨学金「ANRI 人文奨学金:未来を考える人文フェローシップ」
独立系ベンチャーキャピタルのANRI(本社:東京都港区、代表:佐俣アンリ)は、2025年4月14日から「ANRI 人文奨学金:未来を考える人文フェローシップ」の募集を開始します。この奨学金は、人文系分野で新たな視点を提供する若手研究者を対象にしており、採択者には1人あたり50万円が支給されます。ANRIは、これまで理工系の研究者支援に力を入れてきましたが、今回新たに人文系分野の研究を支援することにしました。
本奨学金の背景
ANRIは「未来を創る」というミッションのもと、テクノロジーを用いたスタートアップ企業への投資や理工系の研究支援を行っています。しかし、急速に進展する技術革新が私たちの社会にもたらす影響を考えたとき、人文系の研究の重要性がますます高まっていることを実感しています。この新たな奨学金を通じて、社会を良くするための人文系研究を支援することを決意しました。
奨学金概要
- - 名称: ANRI 人文奨学金:未来を考える人文フェローシップ
- - 採択人数: 最大10名
- - 助成金額: 1人あたり50万円(2025年9月下旬、全額支給)
- - 助成期間: 採択から1年間
- - 使途: 研究活動に関する自由な使い方が可能(領収書不要)
- - 再申請: 一度のみの助成。落選の場合、翌年度の応募は可能。
応募資格と方法
応募資格は、人文系分野の研究に取り組む35歳以下の大学院生、ポスドク、学部生、またはフリーランス研究者です。国籍や所属は問いません。2025年9月上旬に予定されている交流会に参加できること、ANRIのメディアを通じて研究成果を発信する意欲を持つことも求められます。
応募方法は、専用のGoogleフォームから行い、研究タイトル、目的、および社会・未来への影響を含む研究内容を詳しく記載する必要があります。履歴書の提出も必要です。
選考スケジュール
- - 一次審査: 結果は2025年7月末に通知
- - 二次審査: Web面接、2025年8月中旬に予定
求められる人物像
今回の奨学金で求められるのは、自身の研究が社会に与える影響を認識し、その意義を説明できる能力です。また、他者との交流を楽しみ、新たな視点を柔軟に受け入れられる方が望まれています。
奨学金設立の意義
ANRIのシニアプリンシパル、中路隼輔氏は、技術革新が進む現代において、人間や社会についての考察がますます重要になると考えています。人文系の研究が今後ますます必要とされる理由は、現代の技術がもたらす問題を考えるための深い洞察を提供してくれるからです。この新しい奨学金が、未来を切り拓く研究者を育てる一助となることを期待しています。
会社概要と問い合わせ先
- - 会社名: ANRI株式会社
- - 代表者: 佐俣アンリ
- - 所在地: 東京都港区六本木ヒルズ森タワー15F
- - URL: ANRI
この奨学金に関する問い合わせは、ANRI 人文奨学金担当、中路隼輔までお願いいたします。