ワタミグループの持続可能な未来を見据えた取り組み
ワタミ株式会社は、企業としての社会的責任を果たし、持続可能な未来を実現するために「RE100」への取り組みを積極的に進めています。RE100とは、再生可能エネルギーを100%使用することを目標に掲げる国際イニシアチブであり、ワタミグループもこの挑戦に参加しています。
ESDプログラムの一環としての風車見学ツアー
2025年11月16日から17日、ワタミグループは「2025年度 風車見学ツアー」を実施。ESD(持続可能な開発のための教育)の一環として、外食事業や宅食事業、本部から選ばれた19名が秋田県の風力発電設備「風民」を視察しました。この施設は、稼働13年を迎え、RE100達成に向けた重要な電力供給源となっています。
参加者たちは、自然豊かな環境の中で風車の稼働風景を目の前にし、風力発電の仕組みやその保守管理の実際を学びました。このような現場体験は、参加者にとって再生可能エネルギーの必要性とその恩恵について、深い理解を得る良い機会となりました。
バイオガス発電の視察
更に、今年度は新たにバイオガス発電所の視察も行われました。秋田県に位置する株式会社ナチュラルエナジージャパンが運営する施設では、ミライザカ秋田駅前店からの食品残渣を利用した発電が行われています。発酵処理を通じて生成されたメタンガスを活用し、持続可能なエネルギーを生成するこの取り組みは、ワタミグループが推進する循環型6次産業モデルの一環として非常に意義深いものでした。
このバイオガス発電のプロセスでは、発電後に残る消化液も農地に還元されるため、循環型社会の実現に向けた重要なステップとなります。参加者は、持続可能な資源の利用と環境負荷低減についての意識を新たにしました。
SDGs日本一を目指して
最後に、ツアーの参加者は振り返りの時間を持ち、異なる再生可能エネルギーの現場を体験したことで、地域社会や環境に対する責任を再認識しました。ワタミグループは、SDGs日本一の実現を目指し、より持続可能な社会の構築に向けての意欲を高めたのです。
企業が直面する気候変動や資源の枯渇などの問題に対して、ESDを通じた学びは、個々の社員が主体性を持って行動するための大切な要素となっています。ワタミグループの取り組みは、持続可能な未来を見据えた正しい方向性で進んでいると言えるでしょう。
ワタミ株式会社の概要
- - 所在地: 東京都大田区羽田1-1-3
- - 代表者: 代表取締役会長 兼 社長 CEO 渡邉美樹
- - 設立: 1986年5月
- - 事業内容: 国内外食事業、宅食事業、農業、環境事業など
- - ホームページ: ワタミ公式サイト