新技術で下水道点検
2026-04-22 02:52:26

ドローンとAI技術で下水道点検の未来を切り開く実証事業開始

ドローンとAI技術で進化する下水道点検の実証



現代社会ではインフラの維持管理がますます重要な課題となっています。特に下水道のインフラは、日常生活に密接に関わる部分ですが、その維持管理は非常に困難です。そこで、管清工業株式会社が国土交通省の令和8年度「上下水道一体革新的技術実証事業(AB-Cross)」に採択され、「ドローン×AIによる下水道点検の高度化」に向けた実証事業を開始する運びとなりました。

新技術の導入背景



下水道管路の点検は、従来の方法では調査が難しい部分が多く、安全面でもリスクを伴います。最近では、飛行式ドローンの導入が進んでおり、狭いスペースや高水位環境でもその活躍が期待されています。しかし、現在のドローン点検は主に映像による診断に依存しており、定量的なデータの取得や異常の精密な特定は技術的にまだ限界があります。

目指す方向性



この実証事業では、屋内点検用ドローン「IBIS2」と先進のAI技術を駆使し、下水道点検の「No Entry」(無人化・省力化)を実現することを目的としています。そのためには、クラック幅の定量測定機能や自己位置推定技術の高度化が必要不可欠です。この技術によって、今まで以上に正確で安全な点検が可能になります。

技術的な特長



1. 安定した飛行性能:狭小空間や高水位環境での安定した飛行が可能であり、最大1,000m級の管路にも対応。
2. 高精度な異常特定:自己位置推定を用いて、異常箇所を高精度で特定し、補修計画も効率化。
3. AIによる定量診断:劣化の判断をAIが行い、点検品質の均質化を目指します。
4. 3次元解析による可視化:管路内部の状態を3Dで可視化し、データを元にした維持管理を実現。

実証計画



実証は2つのフェーズに分かれて実施されます。第一フェーズでは、千葉市内の実管路を使用し、ドローン「IBIS2」の基本的な性能を評価します。第二フェーズでは、前のフェーズでのデータを元に技術的課題を解決して再実証を行います。

実施体制



このプロジェクトは、管清工業を中心にリベラウェア、日水コン、アキュイティー、および千葉市が共同で進めます。各企業がそれぞれの専門性を生かし、プロジェクトの成功に向けて取り組みます。

社会への影響



この実証事業の成功は、単なる効率化を超えた意義があります。従来の点検方法では立ち入れなかった危険な場所からリスクを排除し、正確なデータでインフラの健康を把握できるようになります。これにより、安全な社会が実現されることが期待されます。

これからの取り組み



技術革新に挑戦することで、インフラ維持管理の課題解決に貢献し、人々の生活を支えることを目指しています。この取り組みが全国的に広がり、より安全で持続可能な社会形成につながることを願っています。


画像1

画像2

会社情報

会社名
管清工業株式会社
住所
東京都世田谷区上用賀1丁目7番3号
電話番号
03-3709-5151

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。