災害支援NPO連携協定
2023-10-10 16:29:29
被災地支援の連携強化!NPO法人「助けあいジャパン」と「ピースウィンズ・ジャパン」が協定締結
被災地支援の連携強化:NPO法人「助けあいジャパン」と「ピースウィンズ・ジャパン」が協定締結
近年、日本各地で発生する自然災害は、甚大な被害をもたらし、多くの被災者を発生させています。特に、災害発生時のトイレ不足は深刻な問題となっており、避難生活における衛生環境の悪化や感染症リスクの増加につながる可能性があります。
この問題に対し、災害支援で実績のある2つのNPO法人、「一般社団法人助けあいジャパン」と「特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン」が、連携協定を締結しました。両団体は、それぞれの強みを活かし、被災地への迅速かつ効果的な支援体制を構築することで合意しています。
助けあいジャパン:災害派遣トイレネットワーク「みんな元気になるトイレ」
助けあいジャパンは、2018年に災害派遣トイレネットワークプロジェクト「みんな元気になるトイレ」を発足させ、全国各地の被災地に移動式トイレトレーラーを提供してきました。現在、70室ものトイレトレーラーを保有し、1日あたり最大3,500人分のトイレ利用に対応可能な体制を整えています。
しかし、被災自治体からの支援要請が、必ずしもスムーズに届くとは限りません。自治体職員の減少や、災害対応業務の多忙化などが、支援要請の遅れに繋がっているのが現状です。
ピースウィンズ・ジャパン:医療チームによる迅速な被災地支援
一方、ピースウィンズ・ジャパンは、東日本大震災以降、国内外の多くの災害現場で活動実績のある国際NGOです。医師や看護師などの専門家からなる医療チームを擁し、迅速な医療支援を提供することで知られています。2019年には、医療を軸とした災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"」を立ち上げ、ウクライナ難民支援やトルコ地震被災者支援など、幅広い活動を行っています。
連携による相乗効果
両団体の支援対象には、多くの共通点があります。そこで、助けあいジャパンとピースウィンズ・ジャパンは、それぞれの専門性を活かし、より効率的で効果的な支援体制を構築することで合意しました。ピースウィンズ・ジャパンが被災地のニーズを的確に把握し、助けあいジャパンがトイレトレーラーなどの物資を迅速に提供することで、被災者への支援をスムーズに行うことを目指しています。
この連携により、被災地におけるトイレ不足問題の解消だけでなく、より広範な災害支援の効率化が期待されます。
今後の展望
両団体は、今回の連携協定締結を機に、災害時における情報共有や人的交流を強化し、より効果的な支援体制の構築を目指していきます。また、被災自治体への支援活動を通して、災害対策の啓発活動にも取り組む予定です。
関係者コメント
一般社団法人助けあいジャパン 共同代表理事 石川淳哉氏
「ピースウィンズ・ジャパンとの連携により、被災地への支援がより迅速かつ効率的に行われるようになると確信しています。被災者の方々にとって、少しでも負担を軽減できるよう、全力を尽くしてまいります。」
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン 代表理事 大西健丞氏
「助けあいジャパンとの連携は、私たちの災害支援活動にとって大きな力となります。両団体の連携が、被災地の一日も早い復興に貢献することを願っています。」
この連携協定は、災害支援における新たなモデルケースとなる可能性を秘めています。今後、両団体の活動から目が離せません。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人助けあいジャパン
- 住所
- 御殿場市東山990御殿場コート4J
- 電話番号
-
090-7234-6988