株主優待に「Kuradashi」券導入の新たな試み
株式会社クラダシ(本社:東京都品川区)は、ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を運営しています。このたび、株式会社ディーエムエス(DMS)と提携し、他の上場企業に「Kuradashi」優待券を提供する試みを始めることを発表しました。この取り組みは、顧客企業と生活者の良好な関係を築くことを主眼に進められます。
クラダシのビジョンとミッション
クラダシは、「ソーシャルグッドカンパニーであり続ける」ことをミッションに掲げ、特にフードロスの削減に重点を置いたビジネスを進めています。賞味期限が近い食品や、パッケージに傷がある商品など、通常の流通ルートでは販売が難しい商品を買い取ることで、環境保護等にも貢献しています。さらに、売り上げの一部は社会貢献活動に利用され、持続可能な社会の実現を目指しています。
DMSは、デジタルとリアルを融合させたサービスを提供し、企業の社会貢献や課題解決を支援します。彼らのダイレクトメールサービスや、物流、イベント企画などを駆使し、質の高いサービスを提供していることでも知られています。今回の提携により、DMSが株主優待品の配送を担うサポートを行います。
「Kuradashi」優待券の具体的内容
「Kuradashi」優待券は、ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」で使える法人向けの「Kuradashi Gift」と「Kuradashiクーポン」の2種類から成ります。この優待券を導入することで、株主は特別価格で商品を購入でき、環境問題に関する企業の取り組みにも参加できる機会が生まれます。
この優待券を導入した企業は、株主のロイヤリティを高めるだけでなく、ブランディングや社会貢献の活動をも強化することが可能です。社会課題に実質的に貢献する企業イメージを築くことで、企業価値の向上にもつながるのです。
今後の展望
クラダシは、DMSとの提携を通じて、より多くの上場企業に「Kuradashi」の利用を広めることを目指しています。この取り組みは、株主優待の受注から発送までを一貫してサポートできる仕組みを提供することで、企業と株主の間の新たな価値を生み出すことを意図しています。さらに、両社の強みを活かして、株主や社会全体にとって良い循環を生むことに貢献していく方針です。
現在、クラダシでは2025年3月末の段階でフードロスを28,365トン削減し、CO2排出量を75,195トン減少させるなどの成果を上げています。こうした数値は、クラダシが持続的に社会的な課題に取り組んでいる証でもあります。これからも、楽しいお買い物が社会貢献につながるような、新しいマーケットを創出していく期待が高まります。
詳しくは、クラダシの公式サイトやDMSの提供するサービス情報をご覧いただけます。今後、企業の社会貢献活動において、「Kuradashi」優待券がさらなる役割を果たすことを期待しています。