社会課題を学ぶ新たなリーダーシップ研修「ADAPT」の実施と成果
2026年2月、福岡県糸島市に本社を置く株式会社Learner’s Learnerが、Hue-ish株式会社と共同で提供した1日限りのリーダーシップ研修「ADAPT」が実施されました。このプログラムは、社会人が学んだ知識を実践へとつなげることを目的に設定されたもので、実際の社会課題の現場に身を置くことで、より深い理解と行動の変容を促す内容となっています。
プログラムの概要
「ADAPT」は「Action Development for Advanced Practice of Thought-tools」の略で、今後の時代に必要とされるリーダーシップを養うための学びの場を提供します。参加者は、一般社団法人チョイふるの活動を通じて、食料支援や居場所支援の現場を訪れることで、実践的なフィールド体験を得ました。
このプログラムには、Learner’s Learnerが提供するリーダーシップ研修「Managing Complexity」を修了した社会人10名が参加し、東京都足立区にあるチョイふるの支援現場において、以下の活動を行いました。
- 食料支援・居場所支援の現場観察
- 社会課題の構造分析
- 参加者同士の対話やディスカッション
主な学びと気づき
参加者はプログラム終了後、得られた気づきについて次のように振り返りました。
理論と実践の結びつき
現場体験を通じて、研修で学んだシステム思考の理解が深まり、理論と具体的な状況が結びつくことで、自らの行動への認識が高まったとの意見が多く寄せられました。単なる知識付けではなく、実際に社会課題に関与することで、自らがその一部であるとの実感を得た参加者もいました。
組織を超えた共通性
NPOと企業の違いにもかかわらず、共通する構造的な問題が見えてきたという声も多く、特にリソースをどのように活用すれば大きな影響が得られるのかを考える「レバレッジポイント」を見出すことの重要性が共有されました。
対話による思考の拡張
社会課題の現場に触れることで、新たな思考の枠組みが生まれる体験になった参加者も多く、複雑な問題に対して安易な回答を出すことの危険性についても気づいたと報告されました。問い続ける姿勢こそが真のリーダーシップに必要だという意識が芽生えたようです。
参加者の評価
参加者によるプログラムの評価は非常に高く、以下のような数値的な評価がありました。
- - システム思考の活用イメージは、2.7から3.4に上昇
- - 社会課題への関心度は、3.6から4.6に上昇
- - プログラム全体の満足度も4.9と高評価を得ました。
Hue-ish株式会社との共同開催
今回のプログラムはHue-ish株式会社が企画、フィールド選定、運営を担い、対話やフィードバックを重視した学びの場として設計されました。この会社は、次世代型リーダーシップ研修を提供しつつ、学びを現場の行動変化に繋げる取り組みを行っています。
Hue-ishの代表は、今回のプログラムでシステム思考を実践的に理解してもらうことができたと語り、参加者からの前向きな反応を受けて今後もLearner’s Learnerと連携し続ける意向を示しました。
Learner’s Learnerのビジョン
Learner’s LearnerのCEO、黒川公晴は、知識だけでなく実践に重きを置くことがリーダーシップの本質であると述べています。今回の「ADAPT」は、その考えを体現する試みであり、社会課題の現場へ足を運ぶことで、研修で得た思考ツールを実際の問題に適用する場を提供しています。
今後もLearner’s Learnerでは本プログラムを定期的に実施し、継続的に学びを実践につなげる新たな教育モデルの開発に力を注いでいく方針です。