妙高市が対話型AIエージェントを活用した実証実験を開始
新潟県妙高市では、外国人の転入手続きを円滑に行うため、対話型AIエージェントを導入した実証実験を行っています。この実験は2026年1月14日から2月16日の期間中、妙高高原支所で行われます。冬季に訪れる外国人スキー客の急増に伴い、転入手続きも増加しているため、効率化が急務となっていました。
背景
最近、妙高市には多数の外国人スキー客が訪れるようになっています。その影響で、冬場には外国人の就労者が増加し、転入手続きに必要な書類作成がこれまで以上に複雑化しています。従来は職員が翻訳機を使いながら外国人の方に対して1対1で対応していましたが、そのために長時間お待たせすることもしばしば。さらに、外国人に対して日本の税金や年金、生活ルールなどを説明するのも容易ではなく、対応の難しさから不十分な情報伝達が生じることもありました。
これらの課題を解決するべく、AIを活用することになりました。対話型のAIエージェント「RIN」が、受付や申請書類の作成をサポートし、業務の効率化を目指します。
実証実験の内容
実証実験では、RINが受付の前処理を行い、必要な書類の作成をサポートします。エントランスに設置されたサイネージシステムを通じて、RINが多言語で案内を行い、ユーザーの要件を把握、適切な窓口へ案内します。さらに、申請書類作成は特設のパソコンにおいて行われ、RINが声で指示を出し、在留カードの情報を基に申請書類を生成します。
この仕組みによって、外国人の方は手続きを迅速に進められるだけでなく、職員の業務負担軽減にも貢献することが期待されています。あらかじめ準備したフォームに必要事項を記入することで、無駄な時間を省くことができます。
期待される成果
この実証実験では、RINが担当する前処理の適切さと申請書類作成のスムーズさを検証し、今後の運用に役立てることが目的です。申請書類が作成される過程やRINのサポートによるユーザー体験の向上を図り、最終的にはアンケートを実施してAIの利用意義や市の印象に関するデータを収集します。
株式会社フライアウト企画の取り組み
このプロジェクトは、株式会社フライアウト企画によって推進されています。同社は、「お客様に感動を届けること」という理念を掲げ、AIアプリの開発を行っています。AIエージェントの導入によって、サービスの質向上と業務の効率化を両立する新たな道を切り開こうとしています。今後も、観光や医療分野へのAI活用を進め、様々なニーズに応える独自のAIエージェントを展開する予定です。
まとめ
今回の実証実験は、AIを活用した行政サービスの先駆けとなることが期待されています。外国人住民へのサポートが強化されることで、妙高市がさらに国際的な街になることを願っています。今後の展開に、注目が集まります。