アセットマネジメントOneと日本カストディ銀行の業務効率化に向けた協働
アセットマネジメントOne株式会社(以下「AM-One」)と株式会社日本カストディ銀行(以下「CBJ」)は、近年の資産運用業界の進展を受けて、投信ミドル・バックオフィス業務の効率化に向けた新たな取り組みを開始することを合意しました。この協働は、これまでの業務委託のさらに先を見据えた動きであり、両社の戦略的なパートナーシップが実現するものです。
共同の目的
AM-Oneは、2013年6月からCBJに対し基準価額計算を含む投信ミドル・バックオフィス業務を委託してきましたが、今後はAM-Oneが持つバックオフィスシステムを全面的にCBJに移管する計画です。この移管により、基準価額の一者計算化を通じて、業務の効率化と高度化を目指します。
この変更によって、AM-Oneは日々のシステム維持や運営負担から解放され、運用業務に経営資源を集中させることができるようになります。これにより、資産運用の高度化を加速させ、資産運用立国を実現するためのプランを推進していくことが期待されています。
業務効率化の具体的な内容
具体的な取り組みとして、AM-OneとCBJは、基準価額計算を含む業務の効率化や高度化に向け、多面的に協働することを計画しています。双方は業務フローの見直し、システムの統合化、運用効率の向上などを進めていきます。
CBJは、AM-Oneから事務受任中の業務をさらに広げ、将来的には、得られたノウハウやサービスを他の資産運用会社にも展開していくことを検討しています。これは、国内の資産運用業界全体の発展に寄与する取り組みと言えるでしょう。
アセットマネジメントOneの概要
AM-Oneは2016年に設立され、投資顧問事業および投資信託事業において国内有数の資産運用会社です。運用資産残高は約69兆円を誇り、優れたリサーチ体制のもと、伝統的資産のアクティブ運用から金融工学を活用した先進的な運用戦略まで幅広く提供しています。
「投資の力で未来をはぐくむ」というコーポレートメッセージのもと、AM-Oneは個人や機関投資家の多様なニーズに応える最高水準のソリューションを提供しています。
公式ウェブサイトもぜひご覧ください:
AM-One公式HP
まとめ
今回の取り組みは、AM-OneとCBJが互いに協力し合い、業務効率化や高度化を図ることで、投資信託業界全体にとっても大きな意義があると考えられます。両社の協業が進めば、さらなる資産運用の発展が期待されるでしょう。