市販風邪薬利用の実態調査
マイボイスコム株式会社が実施した『風邪薬の利用』に関するインターネット調査により、風邪をひいた際の市販薬利用状況が浮き彫りになりました。この調査は2025年12月1日から7日までの期間行われ、11,160人の回答を元に結果がまとめられています。
調査概要
- - 調査対象: マイボイスコムのアンケートモニター
- - 調査方法: インターネット調査(ネットリサーチ)
- - 調査時期: 2025年12月1日~12月7日
- - 回答者数: 11,160名
以下の内容では、風邪をひいた際の対処法や市販風邪薬の利用状況、購入した場所、選定のポイントなどについて詳しく見ていきます。
1. 風邪をひいた際の対処法
風邪をひいた際の主な対処法は以下の通りです。
- - 睡眠を十分にとる: 57.5%
- - 市販の風邪薬を利用: 56.3%
- - 医療機関に行く/処方薬の利用: 40%台
- - 安静にする: 40%台
特に女性は「温かい食事・飲料」「手洗いやうがい」「体を温める」といったケアを重視している傾向が見られました。一方、男性では市販薬の利用率が高くなる傾向にあります。
2. 風邪薬の利用状況
直近1年内に市販の風邪薬を使った人は全体の約5割弱に。利用したブランドは「パブロン」が最も多く、次いで「ルル」「ベンザブロック」が続いています。市販薬を利用する人自体はおよそ8割弱で、人気の薬の利用状況も注目されています。
3. 風邪薬の購入場所
市販の風邪薬の購入場所は、以下のような傾向があります。
- - ドラッグストア: 85.0%
- - 薬局: 9.4%
- - インターネット通販: 6.8%
ドラッグストアでの購入が圧倒的であり、薬局は徐々に使用されなくなっていることが伺えます。手軽さや品揃えの良さが関係しているのかもしれません。
4. 風邪薬選定の重視点
風邪薬を選ぶ際の重視するポイントを見てみましょう。
- - 効能・効果: 65.1%
- - 価格: 35.2%
- - 成分、飲みやすさ、形状(錠剤、液体など): 各20%台
特に若年層は成分や飲みやすさを、年齢が高い層は効能・効果を重視する傾向があります。女性の高年代層は副作用の少なさや、いつも購入しているものを選ぶ傾向が顕著です。
5. 風邪薬利用のタイミング
多くの方が風邪薬を使用するタイミングは以下の通りです。
- - 軽い症状を感じた時: 66.8%
- - 症状がひどくなった時: 46.0%
- - 熱がある時: 32.5%
特定の症状が現れた場合や、特に体調が優れないと感じた際に早めに市販薬の使用が見られます。
回答者の声
調査を通じて、薬に関する不満点もいくつか見受けられました。具体的には、成分による眠気や、購入時の薬剤師の質問が面倒であるとの意見がありました。また、パッケージの文字が小さくてわかりにくいといった不便さも指摘されています。これらの点が今後の製品改善に繋がることが期待されます。
以上が、風邪薬に関する調査概要です。風邪の季節に備えて、どのような薬を選ぶかは個々の症状や生活スタイルによって異なるため、自分に合った対処法を見つけることが大切です。