お米の価格高騰
2025-06-13 17:53:22

お米価格高騰が日本の食生活に与える影響とは

お米価格高騰が日本の食生活に与える影響とは



日本の主食であるお米の価格が上昇する中、どのような影響が生活者に及んでいるのでしょうか。株式会社ネオマーケティングが実施した全国調査によると、最近の米価の高騰は多くの人々の食習慣や家計に大きな影響を与えていることがわかりました。今回はその詳細を見ていきます。

調査の背景



近年、原材料や物流コストの高騰に伴い、食品全体の価格が上昇しています。特にお米は、日本食文化の中心として長い歴史があります。そのため、米の値上がりはただの物価上昇というわけではなく、日々の献立や家計に直接的な影響を及ぼす重要な問題とされます。

このような状況を踏まえ、ネオマーケティングは2025年4月8日から9日にかけて、「お米」をテーマにインターネットリサーチを実施し、全国の20歳以上の男女1,000人を対象にお米に対する意識調査を行いました。

調査の概要



  • - 調査方法:WEBアンケート方式
  • - サンプル数:1,000名(主食が米500名、非米500名)
  • - 調査日:2025年4月8日~9日

購入頻度の変化



調査結果によれば、全体の55.9%が1年前と比較してお米の購入頻度が「減った」と回答しています。特に、主食がお米以外の方においては62.0%が減少傾向にあることが明らかになり、実際に値上がりを受けて行動に移っている人が多いことがわかりました。

お米堅守層の存在



一方で、今後お米の価格が高騰した場合の行動については、33.7%の人々が「今と変わらない量を食べ続ける」と回答しています。この層の存在は、日本のお米が持つ文化的・栄養的価値を反映した結果です。しかし、66.3%の人々はお米の消費を減らすことを検討しており、特に主食がお米以外の方では30.8%が「大幅に減らす」と回答しています。これは米離れの兆しを示しています。

購入場所の嗜好



調査では、お米をどこで購入しているかも探りました。主食がお米の方は74.0%、非米の方でも74.6%が「スーパー」での購入を選択しています。意外にも、ネットスーパーやECサイトではなく、店頭購入が主流であり、顧客は実際に銘柄や価格を比較したいという思いから、リアル店舗を好む傾向があります。

価格の受容度



最新の米価格について、91.9%が「とても上がったと感じる」という結果が得られました。お米の購入において、「かなり負担になっている」と答えた人の割合も68.6%に達しており、全体的に経済的な負担が意識されています。お米の価格が上昇するにつれ、生活者は購入頻度や量、さらには主食自体を見直さざるを得なくなっています。

代替主食の選択肢



顕著な変化として、お米の代わりに食べる食品として「パン」が50.5%の支持を受けています。次いで「うどん」が43.2%、そして「パスタ」が34.8%という結果です。特にパンは「おかずと合わせやすい」という理由から多くの人々に選ばれる理由があり、他の主食と比べ柔軟な食べ方が可能であることが伺えます。

まとめ



お米の価格高騰は、生活者の食生活や家計に深刻な影響を及ぼしています。多くの人が米の購入を控える傾向にあり、主食の選択肢にも変化が見られます。これからの日本の食文化において、どのようにお米が位置づけられていくのか、引き続き注目する必要があるでしょう。また、マーケティング活動においても、消費者の動向を慎重に見極めることが求められます。


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会社情報

会社名
株式会社ネオマーケティング
住所
東京都渋谷区南平台町16-25養命酒ビル
電話番号
03-6328-2880

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