株式会社セルクラウド、新体制発表
株式会社セルクラウド(本社:東京都渋谷区)は、2025年2月1日より中島謙一郎氏が取締役会長に、濱野斗百礼氏が代表取締役社長に就任することを発表しました。これにより、がんリスク検査である『マイクロCTC検査』の事業拡大を目指し、「がんの不安と苦しみをなくす」という企業ミッションの実現に向けた一層の加速を図ります。
取締役会長および代表取締役社長の紹介
中島謙一郎氏の略歴
中島氏は1967年生まれ。大阪市立大学経済学部を卒業後、リクルートに入社し、その後サイバードの創業に携わりました。JASDAQ上場後は常務取締役や執行役員副社長を歴任し、2010年には楽天に入社。その後、アジア最大の総合PR会社ベクトルにて常務執行役員として活動。2022年に株式会社セルクラウドを設立し、代表取締役として同社を牽引してきました。
濱野斗百礼氏の略歴
濱野氏はインターネット黎明期から活躍し、デジタルガレージにて営業に従事した後、楽天のインターネット広告事業を立ち上げました。楽天では様々なメディアサービスを開発し、後にスマートスキャン株式会社を設立。ここでは、世界初のMRIシェアリング事業を手掛けるなどの実績があります。2024年にはセルクラウドに加わり、副社長となり、2025年に代表取締役社長に就任しました。
がんリスク検査『マイクロCTC検査』について
『マイクロCTC検査』は血中循環がん細胞(CTC)を検出する先端的な検査方法です。日本国内での認知度は低いものの、欧米では既に多くの研究が進められ、関連文献は3万件以上も存在します。また、米国のFDA(食品医薬品局)からの認可を受けており、がん研究や治療の現場で大きな注目を集めています。
セルクラウドの『マイクロCTC検査』は、その質と精度をさらに向上させ、特異度94.45%の高精度で浸潤・転移が可能な間葉系のがん細胞を特定する技術を用いています。これにより、より安全に全身のがんリスクを評価できるようになります。
今後の展望
今回の役員変更により、セルクラウドは「がんの不安と苦しみをなくす」という目標に向け、更なる事業の発展を目指します。競争の厳しい医療分野において、先端技術を駆使した検査の提供は、がん患者の不安を減少させる大きな力となるでしょう。今回の経営体制の強化は、そうした挑戦への第一歩として位置付けられます。
会社の基本情報
- - 会社名: 株式会社セルクラウド
- - 設立: 2022年4月
- - 代表者: 濱野斗百礼
- - 所在地: 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-21-7 第5瑞穂ビル5F
- - HP: 株式会社セルクラウド公式サイト
- - マイクロCTC検査の詳細: マイクロCTC検査