NECとbiomyの提携
2025-01-10 11:37:39

NECとbiomyが手を組みがん患者への個別化医療を加速する新プラットフォーム

NECとbiomyの共同提携



日本電気株式会社(NEC)と株式会社biomyは、デジタルパソロジーの解析プラットフォームを共同で開発・拡大するための提携を発表しました。この提携の目的はがん患者の個別化医療を推進し、医療業界の進展に寄与することとされています。

デジタルパソロジーと個別化医療の重要性



近年、医療界では患者一人ひとりの体質や病状の特性に基づいて治療方針を選定する個別化医療が注目されています。特に、がんが疑われる患者の場合、組織や細胞を採取し、病理医が顕微鏡で観察して最終的な病状判断を行います。デジタル病理画像のAIによる解析が進むことで、個別化医療の実現への道が拓かれつつあります。患者さんに最適な治療法や薬剤を選ぶために、病理学的バイオマーカーの探索が急務とされています。

NECの取り組み



NECは、様々な社会課題を解決すべく社会価値を創造する企業を目指しており、ヘルスケアやライフサイエンス事業を成長戦略の重要な柱と位置づけています。特に、画像解析技術とAIの性能に強みを持ち、電子カルテなどの医療情報システムを長年にわたり提供してきた実績があります。また、2019年には第一種医療機器製造販売業の許可を取得し、病理AI関連の医療機器の承認取得に向けた知見を蓄積しています。

biomyの技術力



一方、biomyは、AIを活用したクラウドベースの病理画像解析サービス「DeepPathFinder(TM)」を提供しています。このプラットフォームは、AIがデジタル病理画像を自動解析し、さまざまな細胞や組織の種類を特定する能力を持っています。特にH&E染色画像を用いることで、免疫細胞であるリンパ球やプラズマ細胞を見つけることが可能で、さらには薬物治療の効果や予後に関連する特性を数量的に評価することもできます。

提携の具体的な展望



NECとbiomyの提携により、これらの強みを活かして製薬企業やアカデミア向けの新規バイオマーカー探索体制を強化することが期待されています。具体的には、病理画像によるバイオマーカーの探索プラットフォームを提供し、病理学的バイオマーカーを用いた医療機器の承認を目指す計画があります。がん治療においては、得られたデータを基に患者さんの病態を把握し、適切な治療方針を策定する支援を行うことが重要です。

今後の展開



両社は、次世代の病理解析プラットフォームの開発と、実用化された病理学的バイオマーカーの医療現場での適用を目指し、がん治療における個別化医療の実現に向けた取り組みを続けていきます。これにより、多くの患者さんに新しい治療の選択肢を提供できることが期待されています。

まとめ



NECとbiomyの提携は、医療界における重要な動向であり、デジタル技術を駆使した新たな病理解析の可能性を広げるものです。これからの展開に注目が集まります。ぜひ最新の情報をチェックして、医療の未来を共に見守りましょう。


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会社情報

会社名
日本電気株式会社
住所
東京都港区芝5丁目7-1
電話番号

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