バレンタイン直前!高校生の恋愛観
バレンタインデーが近づく中、株式会社リクルートの進路情報メディア『スタディサプリ進路』は、高校生685名を対象に恋愛に関するアンケートを実施しました。この調査では、多くの高校生が持つ恋愛観に焦点を当て、その傾向を探りました。
高校生685名が回答した「尽くされたい派」の心理
アンケート結果によると、高校生の55.8%が「尽くされたい派」と回答。この結果に基づき、彼らが考える「尽くす」とは具体的にどのような行動を指すのか、さらに掘り下げてみました。特に、相手が困難な状況にいるときに気持ちを共有し、優しく支えてくれる行動が上位を占めました。たとえば、辛い時に寄り添ってくれる、あるいは状況を理解してくれる行動が特に評価され、更には一緒にいてくれることや、励ましの言葉をかけてくれることも重要視されています。
物品的な助けより、感情に寄り添ってくれる関係性が、高校生たちにとっての「尽くす」という行動の本質であることが明らかになりました。反対に、プレゼントや手作りの品、助けてもらうことはランキングでは下位となり、物質よりも心のつながりが重視されているようです。
影響を与える要因はエンタメにあり
また、恋愛に対する価値観に影響を与えている要因としては、日本のエンターテイメントが大きな役割を果たしていることがわかりました。高校生の恋愛観に最も影響を与えているのは、国内のドラマや映画、漫画などであり、これにより具体的なイメージを持つことができるため、恋愛観を形成する上での影響力が大きいと考えられます。これは、同じ言語と文化を共有しているため、海外の作品よりも親近感を感じやすいためでしょう。
編集長の見解とバレンタインデーの変化
『スタディサプリ進路』編集長の金剛地千鶴子氏は、「尽くしてくれる恋人との関係を望んでいる高校生が多い」と指摘し、恋人からの愛情表現がその幸せを感じる要因であると考えていることを示しました。サンプルでは、恋人からの言葉でしっかりとした愛情を感じる傾向が見られました。そのため、バレンタインデーには「告白」の形式で愛情を伝えることが特別な行為として残っていることも注目されています。今年の調査結果では、その日に「告白を予定している」と回答した高校生はわずか1.9%にとどまりました。これは昨年度の1.3%とほぼ同じで、バレンタインデーがただの「友達にチョコを渡す日」に留まりつつあることを物語っています。
このように、バレンタインデーは今や恋愛だけでなく、あらゆる形の「LIKE」を表現する日へと変化しています。必ずしもロマンチックな意味合いだけではなく、家族や友人への感謝を表す場にシフトしている高校生たちの感覚が伺えます。
まとめ
高校生の恋愛観は、感情の寄り添いを重視する傾向にあり、バレンタインデーが広がる「LINK」を象徴する日になりつつあります。恋愛における価値観が今後どのように変わっていくのか、引き続き注目が必要です。来たる2025年のバレンタインデーのアプローチは、高校生たちにとってさらに特別な意味を持つことになるでしょう。
関連リンク
全国の高校生がどのように日々を過ごしているかを知る手がかりとなる記事です。今後も『スタディサプリ進路』では、高校生の視点から新しい情報を発信していきます。