出前館のIT本部長が語る!優秀なエンジニア採用戦略
「日本をもう一度、モノづくりで一番へ。」を掲げ、企業のエンジニア強化プラットフォームを提供する株式会社ハイヤールーは、株式会社出前館 執行役員 米山輝一氏を招き、「優秀なエンジニア採用を実現する採用手段とは」をテーマにしたオンライントークイベントを開催しました。
イベントでは、出前館が採用において重視するポイントや具体的な選考プロセスが明かされました。特に注目すべきは、米山氏が語る「優秀なエンジニアの定義」です。出前館では、「技術への関心の高さ」「技術の原理原則を理解していること」「詳細までこだわり、サービス価値最大化に寄与できること」「思考の独立性」の4つを重視しています。
米山氏は、特に「技術への関心の高さ」を重要視しており、採用面接では候補者の技術に対する興味や探求心を探る質問を投げかけるといいます。例えば、プロダクトマネージャーの候補者に対しては、「最近見つけた面白いサービスは何か?」といった質問で、単なるサービスの紹介ではなく、技術的な観点からの意見を引き出すことを重視しています。
「技術の原理原則を理解しているか」については、コーディング力や設計力だけでなく、その根拠となる考え方まで説明できるかを評価ポイントとしています。近年、ハウツー動画などで表面的な知識やコーディング技術は誰でも手に入れられる時代だからこそ、技術の根幹を理解し、深く理解しているかを重視しているとのことです。
また、「思考の独立性」については、周囲の意見に流されることなく、自分の頭で考え、判断する力として、特に前例のないことを生み出していく事業会社においては重要なポイントだと米山氏は強調しました。
面接における深堀ポイント
出前館では、スキルテストと面接の両方で、候補者の能力を多角的に評価しています。スキルテストには、コーディング試験サービス『HireRoo(ハイヤールー)』を活用し、候補者のスキルレベルを事前に把握することで、ミスマッチを防ぎます。
面接は複数名体制で行い、複数の視点で候補者を見ることで、属人化を防ぎ、サービス運用における突発的な業務対応経験や運用に対する意識を確認します。これは、受託会社と事業会社では仕事のスタイルが大きく異なり、製品リリースから運用まで対応する事業会社における働き方や、エンドユーザーに向かって何が必要かを自発的に考えて動ける人かどうかを判断するためです。
出前館が描く未来のエンジニア組織
デリバリーサービスのリーディングカンパニーとして、今後も新しいサービスを展開していく予定の出前館。これから想像し得ない未来を一緒に作っていくフェーズに突入していく中で、多様なエンジニアが自身のスキルを伸ばしながらも楽しく開発することができ、さらにそれが事業貢献に繋がるという組織が理想と語ります。そのためにも、「出前館のエンジニアはこういう人でなければならない」といった固定観念はなく、多様な人材が活躍できる組織を目指すとのことです。
ハイヤールーについて
ハイヤールーは、日本の企業の技術・エンジニアリング力の底上げを目指し、ソフトウェア開発者の採用・評価・育成までワンストップで行うエンジニア組織向けプラットフォームを提供しています。
「HireRoo(ハイヤールー)」は、構造化面接を通じてエンジニア採用におけるミスマッチを最小限に抑え、候補者が持つ本来の力を最大限に引き出すことを目指しています。ライブコーディングや行動面接を組み合わせ、採用後のパフォーマンスと高い相関で、最適な選考を可能にします。
ハイヤールーは、日本のモノづくりを再び世界でリードする存在となることを目指し、日本の企業のエンジニア力強化に貢献していきます。