宮崎市の脱炭素推進
2025-05-12 17:19:44

宮崎市が選ばれた脱炭素先行地域が目指す未来へ向けたまちづくり

宮崎市の脱炭素先行地域選定



宮崎県宮崎市が、環境省の「脱炭素先行地域」に選ばれました。これは、地域の特性に応じた先駆的な脱炭素の取り組みを通じて、2030年までにCO2排出実質ゼロを目指すという全国的なモデル事業です。この取り組みは、子供たちや未来世代のための持続可能な社会を目指す重要なステップとなります。

脱炭素先行地域とは


「脱炭素先行地域」は、各地域がそれぞれの特長を活かしながら、民生部門の電力消費に伴うCO2排出を実質ゼロにすることを目指しています。宮崎市の選定は、地域課題の解決にもつながることが期待され、特に「中心市街地活性化」に寄与することを狙っています。

提案のコンセプトと期待される効果


提案の核となるコンセプトは「Go Next 100 ~持続可能な「まちなか脱炭素型モデル」の確立~」です。この取り組みを通じて、単にCO2排出量を減少させるだけでなく、地域経済への投資も促進していきます。具体的には、次のような効果が期待されています:

1. まちなかの賑わいの創出
2. 「まちなか投資倍増プロジェクト」の促進
3. スポーツランドみやざきの新たな価値の創造
4. 持続可能な社会を支える人材の育成

共同提案者と資金の見通し


今回の提案は、宮崎県、宮崎大学、宮崎商工会議所、宮崎市観光協会など、幅広い共同提案者によって支えられています。この選定によって、総事業費69億3千万円に対し、国から41億9千万円の交付金を受け取る見通しです。この資金を基に、令和7年度から令和12年度までの6年間にわたって、さまざまな取り組みを実施していく予定です。

主な取り組みと対象エリア


1. 宮崎駅周辺エリア


ここでは、建築物へのネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)の導入補助や、太陽光発電の設置補助、省CO2の取り組みが進められます。これにより、民間の投資を促進し、企業誘致や雇用創出を狙っています。特に高千穂通の活性化策との連携が期待されています。

2. 産学官連携エリア


宮崎科学技術館を拠点に、新しいサテライトキャンパスを開設する宮崎大学と協力し、持続可能な社会を支える多様な人材を育成します。環境意識を高める啓発活動や、工学への関心を促す取り組みが行われます。

3. 運動公園エリア


生目の杜運動公園や清武総合運動公園にソーラーカーポートを整備し、その余剰電力を宮崎駅周辺にも供給します。さらに、プロスポーツ団体と連携した脱炭素イベントなどを通じて、地域のスポーツランドとしての新しいブランディングを図ることを目指します。

未来に向けた持続可能なまちづくり


宮崎県、宮崎大学、そして民間企業と連携しながら、この脱炭素先行地域の取り組みを進め、地域全体に波及させることが目標です。市制100周年を迎えた宮崎市のさらなる発展に向けた、新しい100年を切り開くための挑戦がいま始まります。未来を見据えた持続可能なまちづくりに、ご期待ください。


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会社情報

会社名
宮崎市役所
住所
宮崎県宮崎市橘通西1-1-1 
電話番号
0985-25-2111

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