岡山県真庭市に新たな地域電力会社が誕生
2025年8月28日、岡山県真庭市で地域新電力会社「まにわっと電力株式会社」が正式に設立されました。この新会社には、テスホールディングス株式会社の連結子会社であるテス・エンジニアリング株式会社が出資しています。テス・エンジニアリングは、出資比率として9%を持ち、地域のエネルギー自給を実現するための取り組みをサポートしていきます。
設立の背景と目的
「まにわっと電力」は、真庭市が主導する形で立ち上げられました。この新電力会社は、地元での電力の生産と消費を推進し、その売電収益を地域と市民に還元することを目的としています。この活動は、地域の課題解決や活性化に貢献することを目指しており、真庭市の持つ豊富な森林資源を背景に、地域エネルギー自給率を100%に向けた取り組みをサポートするものです。
脱炭素を目指した地域の取り組み
真庭市は、脱炭素先行地域として、持続可能なエネルギーの使用に力を入れています。市の目指す「ゼロカーボンシティ」の実現のために、テスグループは2022年に真庭市と「グリーン専門人材派遣に関する協定」を結び、専門的な知識を持つ人材の派遣を行ってきました。これにより、エネルギーに関する政策の立案に協力し、真庭市の脱炭素化に向けた活動を支援しています。
今後の展望と事業の方向性
テスグループは、今後も「まにわっと電力」を通じて真庭市における地域のエネルギー課題に取り組みながら、「脱炭素のリーディングカンパニー」を目指していきます。具体的には、再生可能エネルギーの主力電源化、省エネルギーの徹底、エネルギーのスマート化といった3つの事業領域に注力し、地域住民にとってのエネルギーソリューションを提供していく方針です。
企業情報
「まにわっと電力株式会社」の所在地は岡山県真庭市中島143です。代表取締役には建井輝子氏が就任し、設立日は2025年8月5日です。資本金は4,000万円で、出資者には真庭市が51%を占め、残りを市内外の企業などが持つ形になります。
まとめ
真庭市で設立された「まにわっと電力」は、地域のエネルギー自給を目指し、地域活性化への期待が高まっています。テスグループの支援により、地方創生の一環として新たな再生可能エネルギーの形が花開くことが期待されています。今後の動きから目が離せません。